画像情報処理研究チーム, エクストリームフォトニクス研究グループ, 光量子工学研究領域, 理化学研究所

理研セミナー
名城大学 堀田研究室 講演会

   

統計的パターン認識手法と画像認識への応用研究でご活躍されている名城大学 堀田一弘 先生と堀田研 熊谷章平 氏による講演会を下記の様に開催致します。どなたでも聴講出来ますので、お気軽にご参加ください。

日時: 2015年8月20日(木)：14:00-16:30

場所: 理化学研究所(和光) 研究本館4F会議室(435，437)

  • 研究本館はキャンパス地図のC01番の建物です。
  • 外部の方が理研にお越しの際は、入構手続きが必要です。入構理由は「理研セミナー」、訪問先は「画像情報処理研究チーム、横田 秀夫」とお書きください。また、入構手続きで受け取る一時入構許可証が研究本館の出入りに必要となります。

講演言語: 日本語

14:00-15:20

    講師: 堀田 一弘 (名城大学 理工学部 准教授)

    講演タイトル: 機械学習の画像認識への応用

    講演要旨:

      画像認識の分野では機械学習法を利用することが今や標準になっている．以前はサポートベクターマシンが主に利用されていが，2012年以降，ディープラーニングの１つであるConvolutional Neural Network (CNN)を利用，拡張した画像認識法が多数提案され，有効性が示されている．本講演では，まずCNNおよびCNNの画像認識への応用例について説明する．次に，私たちの研究室で行っている細胞内画像からの粒子検出にCNNを応用した例やCNNを参考に考案した階層的な特徴抽出法を対象識別に応用した例について紹介する．

    講師略歴：

      1999年4月〜2002年3月 日本学術振興会 特別研究員(DC1)
      2002年4月〜2007年3月 電気通信大学 電気通信学部 助手
      2007年4月〜2010年3月 電気通信大学 電気通信学部 助教
      2007年9月〜2010年3月 理化学研究所 客員研究員(併任)
      2007年10月〜2013年3月 東京大学人工物工学研究センター 協力研究員（併任）
      2010年4月〜 名城大学 理工学部 電気電子工学科 准教授
      2012年4月〜9月 メリーランド大学 (Larry Davis研究室)　Visiting Scholar

15:30-16:30

    講師: 熊谷 章平 (名城大学 理工学研究科 博士後期課程2年)

    講演タイトル: Partial Least Square回帰と細胞内画像への応用

    講演要旨:

      Partial Least Squares(PLS)は30年前から計量化学の分野でよく利用されている多変量解析手法である．教師ラベルを考慮した部分空間を作成するため，得られる部分空間は識別器や回帰分析に有効な空間となる．画像認識の分野では歩行者検出などに応用され，大量の次元を持つデータをPLSにより生成された低次元空間を用いても高い精度が得られることが注目されている．しかし，PLSに関する資料は少なく，アルゴリズムについて詳しく解説された資料は殆どない．そこで本発表では，PLSの概要及び，アルゴリズムについて解説を行う．また，PLSの応用例として細胞内画像の粒子計数について紹介する．

    講師略歴：

      名城大学 理工学研究科 博士後期課程在学中．2015年より日本学術振興会特別研究員DC2．現在，コンピュータビジョン，パターン認識および細胞内画像の研究に従事．

　

主催: 国立研究開発法人 理化学研究所 画像情報処理研究チーム

  • お問い合わせ:　理化学研究所 画像情報処理研究チーム: brict-contact[_at_]riken.jp

共催：

  • 多階層をつなぐ4D細胞計測の次世代化による細胞動態の理解と操作（理研戦略的研究展開事業)
  • 理化学研究所 眼疾患クラウド融合連携研究チーム

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