採用情報

特別研究員募集(IMS601_1801)

募集研究室

生命医科学研究センター(仮称) 融合領域リーダー育成プログラム 代謝エピジェネティクスYCIラボ
(プログラムディレクター: 山本 雅、Young Chief Investigator(YCI): 井上 梓)
(※当研究室は2018年3月1日設置予定です)

研究室の概要

一つの受精卵から多種多様な細胞が発生・分化するのはなぜか。これを解く鍵がDNAやヒストンの化学修飾などによるエピジェネティックな遺伝子発現の制御です。エピジェネティクスは発生や細胞運命の再プログラム化など幅広い生命現象に関わるだけでなく、その破綻はさまざまな疾患を引き起こし、昨今の生命科学、医学界においてますます注目を集めています。私はエピジェネティクスの制御機構と機能を理解する目的で、マウスの受精卵をモデルに用いてエピゲノムのリプログラミング機構を研究しています。今後は、世代を跨いだ代謝疾患のエピジェネティクス遺伝機構に挑戦します。

募集職種、募集人数及び職務内容

募集職種・人数

特別研究員 1名

職務内容

上記研究室の概要に記載した研究を遂行するため、RNA-seq, ChIP-seq, DNAメチローム, ATAC-seq等の統合的な解析、および顕微操作や分子実験を行う。
※ご本人の適性・希望を鑑み、センター内の共同研究に関わっていただく可能性もあります。
その場合は、エフォートの多くを情報解析に割いていただきます。

[研究室を主宰するYCIについて]
これまでに、受精卵におけるDNAの脱メチル化機構(1-5)、雄性クロマチンのリモデリング機構(6)、クロマチン構造の発生動態(7)、母性ヒストンによる新しいインプリンティングの発見(8, 9)などの成果をあげてきました。生物モデルとしての受精卵のユニークな特性を生かし、顕微操作技術 (3-9) と独自に確立した母性タンパク質ノックダウン法 (6, 10) および最先端の少数細胞クロマチン解析技術 (4, 7-9) を組み合わせることで、当該分野をリードしています。

※参考文献

  1. Inoue and Zhang, 2011 Science 334(6053):194.
  2. Inoue et al., 2011 Cell Research 21(12):1670-6
  3. Inoue et al., 2012 Cell Research 22(12):1640-9.
  4. Shen*, Inoue* et al., 2014 Cell Stem Cell 15, 459-70.
  5. Inoue et al., 2015 Cell Reports 10(4), 463-70.
  6. Inoue and Zhang, 2014 Nature Struct Mol Biol 21, 609-16.
    ライフサイエンス日本語解説(マウスの受精卵においてヌクレオソームの新規の形成は核膜孔複合体の形成に必要である)
  7. Lu*, Liu*, Inoue* et al., 2016 Cell 165(6), 1375-88.
    ライフサイエンス日本語解説(マウスの着床前の初期胚における開いたクロマチン構造の形成)
  8. Inoue et al., 2017 Nature 547(7664), 419-24.
    ライフサイエンス日本語解説(ヒストンのメチル化により制御されるゲノムインプリンティングの発見)
    AASJ論文ウォッチ(もう一つのインプリンティング)
  9. Inoue et al., 2017 Genes Dev. in press
  10. Inoue et al., 2014 Protocol Exchange doi:10.1038/protex.2014.024

応募資格

  • バイオインフォマティクスに精通した博士号取得後3年以内の者(バイオインフォマティクス以外のバックグラウンドは問いません)。取得見込み者も応募可。
  • 上記、「研究室の概要」に記載する研究内容や職務内容を遂行するために相応しい知識、経験、実績を有しており、研究に意欲的・主体的に取り組める方。顕微操作や分子実験の経験は不問です。
  • コミュニケーション能力があり、研究室内外の関係者と連携、協調して業務に遂行できること。

勤務地

理化学研究所 統合生命医科学研究センター
神奈川県横浜市鶴見区末広町1-7-22

待遇

  1. 単年度契約の任期制職員で、評価により採用日から3年を迎えた年度末を上限として再契約可能。
  2. ただし、能力、契約満了時の業務量、勤務成績、勤務態度、所属しているセンター等若しくは研究室等又は従事しているプロジェクトの存続及び当研究所の経営の状況、予算状況等により、再契約可能期間については変更になる場合もあります。また、原則として65歳を超えての再契約は行いません。
  3. また、平成25年(2013年)4月1日以降、当研究所との有期雇用の通算契約期間が10年を超えることはありません。

給与等

給与は、経験、能力、実績等に応じた年俸制で、通勤手当、住宅手当の支給有り。
社会保険の適用有り。理研共済会(互助組織)に入会(理研共済会規約による)。

休日

土日、祝日、年末年始(12/29-1/3)、当研究所設立記念日(10月第4月曜日)

その他

当研究所規程による。

※理化学研究所は、女性も男性も1人1人が能力を発揮できるよう様々な取組を行い、男女共同参画を推進しています。公正な評価に基づき能力が同等と認められる場合は、女性を積極的に採用します。
※日本学生支援機構奨学金(平成15年度までに大学院第一種奨学生に採用されている場合)の返還特別免除の対象職であるとともに、外部研究費(科研費等)の申請資格があります。

応募方法及び締切日

以下の提出書類をPDFにて、下記の[書類送付先・応募に関する問い合わせ]までEメールに添付してお送りください。
※PDFは内容の分かるファイル名としてください。(例:1履歴書(応募者名).pdf)
※Emailの件名欄には、「応募書類の提出: (IMS601_1801)代謝エピジェネティクス-特別研究員」を記載。

提出書類

  1. 履歴書
    ※履歴書は、上記の「履歴書」の文字をクリックしてダウンロードした書式をご使用ください。
    ※履歴書1枚目、右上に、「IMS601_1801」を明記ください。
  2. 研究業績一覧(最近5年間は必須。原著論文、総説、特許、などに分けて記載。)
  3. これまでの研究概要および成果、着任した場合の研究抱負(A4用紙2ページ以内)
  4. 現職の所属長からの推薦書を含む推薦書 2通
    ※推薦する者のサインもしくは署名捺印したもの以外に、画像化したサインを張り付けたものやメールも可(ただし、その場合は連絡先の記載必須)。
    ※宛名は「生命医科学研究センター センター長」として下さい。
    ※現職の所属長から推薦書をもらうのが困難な場合は、第三者による推薦書も可。
    ※推薦する方から直接送付する場合は、下記の[書類送付先]までE-mailでお送り下さい。
  5. 最終学校修了証明書(学位記・卒業証書の写し等も可)
    ※後送可(面接までにご提出ください)
  6. 科学研究費補助金などの競争的外部資金の取得状況(代表・分担を記載)
  7. 代表論文1本のPDFと概要解説(A4一枚程度、日本語または英語、図を含めても構いません。投稿中でも可。当該論文において自分の担当した役割を明記してください。)

※応募書類は返却しません。

締切日

候補者決定次第締め切り

個人情報の取扱について

提出していただいた書類は、弊所個人情報保護規程に則り厳重に管理し、採用審査の用途に限り使用されます。これらの個人情報は正当な理由なく第三者への開示、譲渡及び貸与することは一切ありません。

選考方法

書類審査後、書類選考通過者のみ、面接を行います。
面接の後に、簡単な実技テストを行うことがあります。

着任時期

2018年4月1日以降(応相談)

備考

質問などはE-mailでお願い致します。随時面接選考を実施。

問合せ先・書類送付先

書類送付先・応募に関する問い合わせ

理化学研究所 横浜事業所
研究支援部生命医科学研究センター採用担当
Email: IMS-recruit[at]riken.jp ※[at]は@に置き換えてください。

研究内容に関する問い合わせ

理化学研究所 生命医科学研究センター
融合領域リーダー育成プログラム 代謝エピジェネティクスYCIラボ
上級研究員・Young Chief Investigator(YCI)井上 梓
Email: azusa.inoue[at]riken.jp ※[at]は@に置き換えてください。