取り組みの成果

温暖化の防止

地球温暖化の原因となるCO2 を少しでも減らそうと、
私たちは省エネ活動に全力で取り組んでいます。

理研のエネルギー使用量 と CO2排出量

 2010年度の理研全事業所のエネルギー使用量は、121,555 kl(原油換算値)(前年比:111.5%)、また二酸化炭素排出量は、178,614 (ton)(前年比:101.1%)となりました。増加の原因として最も大きいのは、計算科学研究機構の施設が2010年度から運用を開始したことが挙げられます。
 しかしながら、エネルギー消費原単位でみれば、主要7事業所では年平均 3%以上の削減 (理研全体では、1.4%の削減)を達成しており、着実に省エネルギー活動の効果が現れてきています。 
(※主要7事業所:和光・筑波・播磨・横浜・神戸・仙台・名古屋)

エネルギー使用量と二酸化炭素排出量の推移</p>
	</div>
	<div class=

LED照明の導入

LED屋外照明 (横浜研究所)
LED屋外照明 (横浜研究所)

 エネルギー消費効率の優れた設備の代表格が LED照明です。理研は、全事業所で積極的に導入を進めています。
 LED照明は、消費電力が少ないのはもちろんですが、寿命が長いことや夏の夜に明かりに寄ってくる虫が少ないことも利点です。

太陽光発電設備の導入

  

 2010年度の理研全体の太陽光発電量は、年間 262,530 kWhでした。これは前年度比で約2.2倍の増加でした。 コスト的には、まだまだ高価な太陽光発電ですが、地球温暖化防止には非常に有効な設備です。理研は毎年地道に導入を進めています。

【理研全体の年間太陽光発電量】
【理研全体の年間太陽光発電量】

幹細胞研究開発棟(神戸研究所)
幹細胞研究開発棟(神戸研究所)

世界一のスーパーコンピューター(京)にも コ・ジェネレーションシステムを導入

 計算科学研究機構には、ガスタービン・コ・ジェネレーションシステムが導入されています(出力6,120kW×2基)。大量のエネルギーを消費するスパコンを稼動させるため、できるだけクリーンな運用を心がけています。スパコンの熱負荷を常に監視しながら、発電出力を微調整、タービン排熱を無駄なく使いきる運転を行い、総合熱効率70%超を常に達成しています。

ガスタービン本体 (計算科学研究機構)
ガスタービン本体 (計算科学研究機構)

コ・ジェネレーションシステム (計算科学研究機構)
コ・ジェネレーションシステム (計算科学研究機構)

エネルギー消費効率が優れた設備への更新

 設備の老朽化に伴う施設の改修工事等に合わせて、エネルギー消費効率の優れた設備への更新を随時実施しています。 地道な設備更新の積み重ねが、やがて地球温暖化防止に大きな力を発揮します。

冷水ポンプのインバーター制御の導入(播磨研究所)
冷水ポンプのインバーター制御の導入(播磨研究所)

ターボ冷凍機の更新(和光研究所)
ターボ冷凍機の更新(和光研究所)