社会・地域とのコミュニケーション

理研よこはまサイエンスカフェ

理研よこはまサイエンスカフェは、理研の研究者と市民の方々が飲み物を片手に気軽に科学について語り合うイベントです。2012年度は、横浜市周辺の科学館、図書館などを会場として、計9回のサイエンスカフェを開催しました。

8回目は「かわさき宙(そら)と緑の科学館」で開催。植物科学研究センター(現環境資源科学研究センター)の笠原博幸研究員と参加者の皆さんが「私たちの暮らしを豊かにする『植物ホルモン』」について対話しました。

2011年に植物ホルモン「オーキシン」の主要な生合成経路を解明した笠原研究員は、植物ホルモン研究の面白さや、私たちの生活でも身近に使われている植物ホルモンと、その驚くべき力を紹介。中学生から年配の方まで幅広い世代の参加者から多くの質問が寄せられ、活発な議論が展開されました。

終了後、「まるで学会の討論のよう」と笠原研究員が語るとおり、熱気にあふれた、にぎやかなサイエンスカフェとなりました。

  • 「オーキシン」について語る笠原研究員

  • 清
環境報告書2012 特集:「オーキシン」生合成主要成経路を解明