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2013年10月25日

2013年度「科学講演会 理研百年へ ~未踏への挑戦~」を開催しました!

毎年1回開催している「独立行政法人理化学研究所 科学講演会」を、10月19日(土)に丸ビルホールにて行いました。
当日は多くの方にご来場頂き、活発な質疑応答が交わされました。ありがとうございました!

今年は「理研百年へ~未踏への挑戦~」と題して、3名の講演者による講演が行われました。

理研は2017年に創立百周年を迎えます。設立当時から今まで、一貫して幅広い分野での研究を行って参りました。今回の科学講演会では、その中でも基礎科学の発展、イノベーションにつながる世界最先端の研究を行っている3名の研究者が登壇しました。

森田 浩介グループディレクター

最初に仁科加速器研究センター 超重元素合成研究グループ 森田 浩介グループディレクターより「新元素の探索 ―現代の錬金術―」というテーマでお話がありました。森田グループディレクターは、113番元素を、亜鉛(元素番号30)とビスマス(元素番号83)の原子核同士を衝突させるという実験方法で発見しました。この亜鉛とビスマスははるか昔に錬金術の研究に使用されていたため、本講演タイトルにも「錬金術」という言葉を入れたそうです。正味の照射実験時間のみで約570日、実に100兆回以上の原子核衝突を行った末に発見した113番元素。その発見にまつわる苦難や、獲得が待たれる元素の命名権などについてお話いただきました。

侯 召民 グループディレクター

環境資源科学研究センター 先進機能触媒研究グループ 侯 召民グループディレクターより、「窒素分子を常温・常圧で切る―より良いアンモニア合成法を目指して―」というテーマでお話がありました。農産物の肥料に利用されるアンモニアですが、このアンモニアを人工的に作りだすために膨大なエネルギーが使われています。侯グループディレクターの研究成果によれば、将来的により省エネルギーでアンモニアを合成できる可能性があります。このより良いアンモニア合成には触媒の開発が必要不可欠ということをお話いただきました。

高橋 政代プロジェクトリーダー

最後に、発生・再生科学総合研究センター 網膜再生医療研究開発プロジェクト 高橋 政代プロジェクトリーダーより、「iPS細胞を用いた網膜細胞治療」というテーマでお話がありました。世界初のiPS細胞を用いた臨床研究が始まりましたが、今回は失明の定義についての講演から始まり、臨床研究に対する周囲からの反響、iPS細胞を用いた治療の今後の可能性についてお話いただきました。

詳しい講演内容については『講演要旨集』をご覧ください。

今回の「科学講演会」は非常に大勢の方からのお申し込みをいただきました。
そのため申込開始早々に満席となり、多くの方にお断りすることになりましたことをお詫びいたします。

今後も社会に貢献する理研の研究成果を、イベントや講演会を通じてご紹介していく予定です。

来年の科学講演会もホームページにてご案内しますので、イベントページをご確認ください。
次回のご来場をお待ちしています!


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