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2014年8月27日

第23回理化学研究所里庄セミナーが開催されました!

「第23回理化学研究所里庄セミナー」(主催:理化学研究所、科学振興仁科財団)が、8月16日(土)、岡山県里庄町にある仁科会館で開催されました。

わが国の原子核物理学の父であり、理研第4代所長を務めた仁科芳雄博士は、岡山県里庄町で生まれ、少年時代を過ごしました。この里庄町で、仁科博士の顕彰事業として平成4年に始まった「理化学研究所里庄セミナー」は、今年で23回目を迎えました。

第23回理化学研究所里庄セミナーの様子1

最初の講演「理研小型中性子源システムで見えた!日本の橋梁安心安全への道」(講師:大竹淑恵 光量子工学研究領域 光量子技術基盤開発グループ 中性子ビーム技術開発チーム チームリーダー)では、中性子線を使うことで従来の非破壊検査では不可能であった、鋼材内部腐食の可視化と水の出入りの可視化解析に成功した研究成果を紹介。これは大型構造物の健全性診断に利用することができ、国内に70万以上あると言われている橋梁診断への利用などに大きな期待が寄せられています。

第23回理化学研究所里庄セミナーの様子2

2つ目の講演「加速器を用いた新元素探索の最前線」(講師:森本幸司 仁科加速器研究センター 超重元素研究グループ 超重元素分析装置開発チーム チームリーダー)では、理研が2004年、2005年に続く2012年に3個目の合成に成功した113番元素発見の研究成果を紹介。これは現在、国際的な委員会で命名権が審議されているところですが、決まれば日本でも初めて、アジアでも初めての快挙となります。

仁科芳雄博士の名を冠する仁科加速器研究センターは、その使命として、原子核とそれを構成する素粒子の実体を究め物質創成の謎を解明すること、それらを産業に応用する技術を開発することの2つを掲げています。この2つは仁科博士が加速器利用の可能性に挙げた夢でもありました。今回の二講演は、まさに仁科博士の夢に呼応するものでもあったと言えます。

理化学研究所里庄セミナーは、来年も8月のお盆の頃に開催を予定しています。詳細は決定次第、理研のホームページ等でご案内しますので、ご興味のある方はぜひ来年ご参加ください。


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