広報活動

RSS Print

2015年5月14日

「基礎科学特別研究員制度発足25周年記念シンポジウム」開催しました

写真

開会の挨拶を述べる松本紘理事長

2015年4月22日(水)にイイノカンファレンスセンターにて、「基礎科学特別研究員制度発足25周年記念シンポジウム」を開催いたしました。当日は、全国から基礎特研OBや審査委員経験者など多くの方々にご参加をいただき大盛況でした。シンポジウムでは、松本紘理事長からのご挨拶の後、文部科学省研究振興局 常盤豊局長、初代審査委員長でいらっしゃった平成基礎科学財団 小柴昌俊理事長よりご祝辞を賜りました。その後、小安重夫理事より、「基礎科学特別研究員制度の歩みとこれから~若手研究者育成における理研の役割」と題して、これまでの制度の足跡と理研の若手研究者の育成における役割、今後の展望について講演を行いました。続いて東京大学物性研究所の家泰弘教授より、「若手研究者育成制度:最近の傾向と課題」と題して、アカデミアにおける若手研究者の育成における課題についてご講演をいただき、また、産業界代表として日本経済団体連合会産業技術委員会共同委員長の小野寺正KDDI株式会社会長より、「産業界から見た若手人材の重要性と理研への期待」と題して、産業界における博士号取得者の活用の重要性について、また理研との研究交流の重要性について、ご講演いただきました。

休憩をはさんで、基礎特研OB/OG3名の方々より、ご講演いただきました。第1期生の国立遺伝学研究所発生工学研究室の相賀 裕美子教授より「理研基礎特研を起点とした研究人生(変異マウス作製技術を用いたマウス発生学)」と題して基礎特研時代の経験がどのように現在の研究につながっているかについてお話をいただきました。次に、第5期生の株式会社本田技術研究所四輪R&Dセンターの鶴 英明主任研究員より「いま想う基礎特研の日々」と題して、海外など様々な場所でのキャリアの中で、基礎特研の3年間が自由で独立した研究をできる環境であったこと、そして異分野の人々との交流があり学際的な環境であったことが、今のキャリアにつながっているというお話をされました。そして、最後に「桃栗三年、基礎特研」と題して第11期生の理研・Kim表面界面科学研究室、金有洙主任研究員に、自己の研究内容を紹介するとともに、そのなかでの基礎特研時代の「三年」の位置付けや数々の貴重な出会いにつきお話をいただき、基礎特研制度に自身も育てられただけにとどまらず現在は基礎特研等の若手研究者を受け入れて活気ある研究活動を行われていることも述べられました。

写真

祝辞を述べる小柴昌俊先生

写真

株式会社本田技術研究所 鶴英明主任研究員

写真

理研・Kim表面界面科学研究室 金有洙主任研究員

最後に理研の玉尾 皓平研究顧問より閉会の挨拶があり、盛会の内にシンポジウムを終えました。OB/OG同士が旧交を温める場面なども散見され和やかな雰囲気で会が進み、これまで各界で多くのOB/OGが活躍され、基礎科学特別研究員などの制度を通じて理研が若手研究者の育成に大きく寄与していくことが改めて実感されたシンポジウムでした。


2015年8月26日
理研グッズのご紹介
2015年6月9日
理研グッズのご紹介