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2015年8月3日

RIKEN和光サイエンス合宿2015を開催しました

7月22日(水)~7月24日(金)、和光地区にて理研和光事業所主催のサイエンス合宿を開催しました。応募いただいた高校生から選考された12名が研究者・技術者の指導のもと、理研の最先端の研究活動を体験しました。

集まった参加者は、4名ずつ次の3つのコースに分かれ、講義や実験に取り組みました。

写真:Aコースの様子

A コース.「いろいろな色を持つ物質を作ってみよう」(内山元素化学研究室)
条件によって無色になったり、色がついたりするロイコ色素という色素化合物を合成し、酸性・塩基性条件下での性質の変化を調べています。

写真:Bコースの様子

B コース.「分子を見て、動かしてみよう」(Kim表面界面科学研究室)
使用する前に走査トンネル顕微鏡について、研究者からレクチャーを受けています。英語の説明動画を見ながら、研究者に同時通訳してもらい、理解を深めました。

写真:Cコースの様子

C コース.「宇宙線を使って極微の世界を覗いてみよう」(上坂スピン・アイソスピン研究室)
2次宇宙線であるミューオンの検出器(プラスチックシンチレータ)を組み立てています。この装置で捉えたミューオンを電気信号に変換して観測します。

講義を受けた後、実験に取り組みましたが、2泊3日の合宿プログラムであるため、じっくり体験し、理解を深めることができました。また、昼食や夕食も研究者と一緒にとることで、研究者との触れ合いの時間を多くとることができました。これまでの「研究者」に対する、「研究ばかりしている、固い人」というイメージが変わったそうです。どのように変わったのでしょうね?

2日目の夕方に行なわれた交流会では、松本紘理事長をはじめ、理事、和光事業所長も出席しました。松本理事長から、懇談の中で「'なんで?'を持つ気持ち、'なんで?'を繰り返す気持ちを大切に」と、科学の面白さ、科学的な考え方の大切さを訴えるメッセージが参加者に送られました。参加者は、松本理事長と直接お話をしたり、理事長お手製の名刺を受取ったりし、終始和やかな雰囲気の懇談会となりました。(名刺については理研ニュース6月号P3に掲載されています)

最終日には参加者による発表会が開催され、1グループ20分という時間でしたが、理事や和光事業所長、他のコースの研究者、参加者の前でしっかりとした発表が行われました。研究者からの難しい質問や、少し厳しめの指摘にも物怖じせず、自分たちの考えをがんばって答えていた姿が印象的でした。参加者からも、他のコースの発表に対して絶えず質問が出、非常に盛り上がった発表会となりました。

理研の研究活動をしっかりと体験した3日間、参加者にとっても研究者にとっても充実感あふれるサイエンス合宿となりました。
興味を持っていただけた高校生、これから高校生になる方は、次回ぜひご応募ください。申込開始時期になりましたら、理研のHPのイベント欄やメルマガでご案内します。


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