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2016年10月5日

『理研ニュース』2016年10月号、本日発行!

『理研ニュース』2016年10月号、本日発行しました!

今月号の「研究最前線」は、たった1個の受精卵が分裂を繰り返し、さまざまな種類の細胞に分化することでつくられる私たちの体は、一部の例外を除き、それぞれの細胞が全て同じゲノム(全遺伝情報)を持ちますが、皮膚の細胞では皮膚に必要な遺伝子だけが発現し、神経や筋肉にだけ必要な遺伝子は発現しないように封印されています。また、ヒトを含む哺乳類には、進化の過程でウイルスが繰り返し感染したことによってゲノムに挿入された“ウイルス由来の配列”が約1割あり、これらの配列は、“動くDNA”としての潜在能力を持ち、ゲノム上の別の場所へ転移することができますが、移転した場所の既存の遺伝子を壊す危険性があるため、たいていの場合、厳重に封印されています。ところが胎盤などでは“動くDNA”が働き、何らかの重要な機能を果たしているらしいことがわかってきました。この封印パターンが受け継がれる仕組みを解明する取り組みを紹介した「ウイルス由来の“動くDNA”を活用する」と、細胞が特定の化学物質がある方向に移動する現象を、“走化(そうか)性”といいますが、単細胞生物でありながら栄養が枯渇すると集まって多細胞体をつくる“細胞性粘菌”の、集まってくるときの走化性の仕組みを、1分子イメージングなど最先端技術を駆使して解き明かそうとする取り組みを紹介した「細胞性粘菌はなぜ集合できるのか」の2本です。ぜひご覧ください!

目次

  • 研究最前線
    ウイルス由来の“動くDNA”を活用する
    細胞性粘菌はなぜ集合できるのか
  • 特集
    特定化で改革を加速する ― 松本 紘 特定国立研究開発法人理化学研究所 理事長に聞く
  • TOPICS
    G7神戸保健大臣会合参加各国の保健担当大臣が理研神戸地区を視察
    鶴保庸介 内閣府特命担当大臣(科学技術政策)が理研和光地区を視察
    神戸地区一般公開のお知らせ
    大阪地区一般公開のお知らせ
    「代官山蔦屋書店で脳科学∞つながる」参加レポート
    新研究室主宰者の紹介
  • 原酒
    「多様性」の中で暮らす

「研究最前線 ウイルス由来の“動くDNA”を活用する」で取材した古関明彦(こせき・はるひこ)グループディレクター(統合生命医科学研究センター 免疫器官形成研究グループ)が研究内容を60秒で解説したビデオもあります。記事と合わせてこちらもご覧ください!


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