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豊泉太郎博士のおすすめ書籍

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豊泉太郎チームリーダー

脳科学総合研究センター 神経適応理論研究チーム

東京都出身。東京工業大学理学部物理学科卒業。東京大学大学院新領域創成科学研究科博士課程終了。米国コロンビア大学博士研究員などを経て、2011年より現職。2013年から3年間、東京工業大学大学院総合理工学研究科連携准教授を兼務。2016年、文部科学大臣表彰若手科学者賞を受賞。脳と機械の学習理論の研究に従事。

おすすめ書籍

  • 『脳のデザイン』

    篠本滋(著) 岩波書店 1996 Amazon

  • 『脳を究める―脳研究最前線』

    (朝日文庫) 立花隆(著) 朝日新聞出版 2001 Amazon

  • 『脳が壊れた』

    (新潮新書) 鈴木大介(著) 新潮社 2016 Amazon 紀伊國屋書店

大学で物理学科の4年生の時に進路に迷って読んだのが『脳のデザイン』です。当時の指導教官に、物理理論で脳が理解できるかどうかを尋ねたところ、「知り合いの理論物理学者が書いているから」と推薦してもらいました。数式で表現できる部分のみに限定されることなく、きちんと脳について書かれていて、学生の対話形式で分かりやすく、脳研究にチャレンジしてみようというきっかけになった一冊です。大学院時代に、どういう風に脳を研究したら良いか分からなくなって読んだのが『脳を究めるー研究最前線』です。理研の脳研究者とのインタビューをもとに最新の研究成果をまとめた本で、研修生として理研に来て研究をするきっかけとなりました。今、読んでいる本は『脳が壊れた』です。脳梗塞で脳の高次機能に障害を負った取材記者が、闘病・リハビリの過程でどのように脳が壊れたのかを自分自身に取材し分析しています。主観的病状の言語化によって、動物実験では分かりにくい脳の高次機能の一面に気付かされます。