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玉川徹博士のおすすめ書籍

玉川徹 主任研究員の写真

玉川徹 主任研究員

仁科加速器研究センター 玉川高エネルギー宇宙物理研究室

兵庫県出身。東北大学工学部卒、東京大学大学院理学系研究科にて、原子核物理実験により博士(理学)取得。我々の宇宙において、ビッグバンからどのように、今の豊かな元素世界が生まれたのかを研究している。天体の爆発現象により合成された元素をX線天文衛星で観測し、宇宙創成から138億年における元素合成史の解明を目指す。

おすすめ書籍

  • 『COSMOS』

    (朝日選書) カール・セーガン(著)、木村繁(訳) 朝日新聞出版 2013
    上巻 Amazon 紀伊國屋書店
    下巻 Amazon 紀伊國屋書店

  • 『ご冗談でしょう、ファインマンさん』

    (岩波現代文庫) リチャード P. ファインマン(著)、大貫昌子(訳) 岩波書店 2000
    上巻 Amazon 紀伊國屋書店
    下巻 Amazon 紀伊國屋書店

  • 『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』

    (ハヤカワ文庫) フィリップ・K・ディック(著)、浅倉久志(訳) 早川書房 1977 Amazon 紀伊國屋書店

『COSMOS』
小学生の頃に宇宙への興味をかき立ててくれた、今でも色あせない、1980年代の名著です。それまで単なる憧れの対象であった宇宙が、複雑かつ美しい構造を持ち、永遠とも思える長い歴史を持ち、しかも多くの謎を秘めていることを教えてくれた、私の原点となる書籍です。同時期に放映されたテレビ番組も含め、地球から宇宙の果てへ、ビッグバンから現在へ、生命から宇宙人の存在まで、縦横無尽に話が飛ぶ、カール・セーガンの語りに圧倒されることでしょう。

『ご冗談でしょう、ファインマンさん』
ノーベル賞物理学者の自伝。エンジニアリングを目指していた大学生の頃に、物理の道へ転向するきっかけを与えてくれた書籍の一つです。各所にちりばめられた、自然や人間に対するファインマンの飽くなき興味、そこに潜む本質を解き明かす軽快さ、ウイットに富んだ語り口など、一人の物理学者の冒険物語として、一気に彼の世界に引き込まれます。物理学に興味のあるなしに関わらず、是非おすすめしたい一冊です。

『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』
知る人ぞ知る、サイエンスフィクション(SF)の金字塔。人工知能が破壊的に進化し始め、生命の神秘が解明されつつある現在では、軽快なSFの中に込められた多くの問いが、現実のものとして迫ってきます。中学から高校までの長きに渡り、何度も友人との話しのネタになりました。結局のところ、人とは、心とは、生命とは何なのだろうか?何かによる置き換えが可能なのだろうか?いろいろなことを考えるきっかけを作ってくれた書籍です。