広報活動

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理化学研究所科学講演会

理化学研究所の研究活動をご紹介する機会として、毎年科学講演会を開催しています。第40回となる今年は、松本紘理事長による特別講演に続き、コンピュータシミュレーションと実測データを融合する「データ同化」という科学分野でゲリラ豪雨予測などに挑む研究と、「植物の再生現象の分子機構の解明」とより効率的な再生技術の開発を目指す研究、器官のもととなる「器官原基」を再生する技術を利用した「器官再生医療」の研究戦略と進展に加え最近開発ステージに移行した「毛包器官再生医療」についてもご紹介します。

会場ロビーでは、科学の面白さをお伝えする「科学道100冊」、「科学道100冊ジュニア」展、理化学研究所のオフィシャルグッズ「理研グッズ」の販売も行います。

開催日 2018年11月3日(土)
時間 13:30-16:45(12:40開場)
対象 一般 / 高校生 / 大学生
場所 丸ビルホール
東京都千代田区 丸の内2-4-1丸ビル7階
JR東京駅丸の内南口徒歩1分、地下鉄丸ノ内線東京駅直結、地下鉄千代田線二重橋 前駅直結
定員(講演会)

事前申込制・先着順。定員(400名)に達し次第締め切らせていただきます。

※未就学児のご参加はご遠慮ください。

参加費 無料
申込方法(講演会)

事前参加登録期間:2018年8月1日(水)10:00~2018年10月26日(金)12:00

科学講演会 参加申込みフォームからお申込み下さい。

※電話、ファックス、往復はがきでもお申込みいただけます。
「科学講演会参加希望」と題し①氏名(ふりがな付)、②年齢、③職業、④ご連絡先電話番号か返信先ファックス番号、⑤住所、⑥イベント情報の入手方法をお知らせください(同伴者がいる場合は、①②③は全員分必要です)。ファックス・はがきの場合は返信をもって登録受付確認とします。往復はがきではない普通はがきでの応募は無効とします。
ファックス番号:048-462-4715
往復はがき送付先:〒351-0198 埼玉県和光市広沢2-1 理化学研究所 広報室 科学講演会担当係宛

※10月26日以前に定員に達しましたら、締切とさせていただきます。

チラシ PDF(3.7MB)
問合せ先 理化学研究所 広報室
Tel: 048-467-9443
Email: event-koho[at]riken.jp(※[at]は@に置き換えてください。)

昨年の様子は理研ブログ:科学講演会2017「理研百年 -新たな百年へ-」を開催しました。でご覧いただけます。

プログラム

12:40 開場
13:30~13:35

開会のあいさつ

理事 小安 重夫

13:35~13:55
松本 紘理事長の写真

特別講演 「未来社会と科学」

理事長 松本 紘

13:55~14:40
三好 建正チームリーダーの写真

講演 「データ同化研究 ~ゲリラ豪雨予測からその先へ~」

三好 建正(みよし たけまさ)
計算科学研究センター データ同化研究チーム チームリーダー

天気予報は、人工衛星やレーダーなどの高度な計測技術や、スーパーコンピューティング技術、情報通信技術など、人類が生み出した科学技術の粋を集めた現代科学の結晶です。科学によって未来を予測する最も成功した例と言えるでしょう。ここで要となるのが、シミュレーションと実測データを融合するデータ同化という科学分野。私たちは、データ同化を高度に探求することで、最新鋭のレーダー観測、スーパーコンピュータ「京」を組み合わせ、これまで困難だったゲリラ豪雨の予測を可能にしました。データ同化は、気象予測を超え、様々な分野への応用の可能性が広がり始めています。私たちが取り組むデータ同化研究の最先端を紹介します。

参考:Youtube動画 データ同化研究 -ゲリラ豪雨予測から、その先へ-

14:40~15:10 休憩
15:10~15:55
杉本 慶子チームリーダーの写真

講演 「植物の再生のふしぎ」

杉本 慶子
環境資源科学研究センター 細胞機能研究チーム チームリーダー

ヒトなどの動物に比べて一般に植物は高い再生能力を持っています。たとえば植物の一部が傷ついても、傷口付近の組織を修復することができますし、さらに植物に特徴的な現象としては傷口から新たな根や茎葉などをつくりだし、個体そのものを再生することもできます。私たちは、こうした再生現象が主に傷口で起きるという点に注目し、傷害ストレスによって植物細胞が脱分化、再分化する分子機構の解明を進めています。これまでに傷害によって活性化される再生誘導のしくみ、またそれを抑制するしくみを明らかにしてきました。こうした分子レベルでの理解を深めることにより、より効率的な再生技術の開発を目指しています。

15:55~16:40
 孝チームリーダーの写真

講演 「次世代再生医療としての器官再生の実現を目指して」

辻󠄀 孝
生命機能科学研究センター 器官誘導研究チーム チームリーダー

21世紀型の医療システムとして再生医療が期待されています。次世代再生医療は、疾患や傷害を受けて機能不全になった器官(臓器)を再生する「器官再生医療」です。すべての臓器や器官は、胎児期の上皮・間葉相互作用によって誘導される「器官原基」から発生します。私たちは、器官のもととなる器官原基を上皮性、並びに間葉性幹細胞から再生する「器官原基法」を開発しました。この技術を応用することにより、歯や毛包、唾液腺や涙腺などの分泌腺を成体内で機能的に再生できることを実証しました。さらに次々世代の再生医療につながる複数の器官からなる器官系再生として、毛包や皮脂腺を有する皮膚器官系の再生に成功しました。これらの研究成果から、再生器官原基移植による再生医療は実現可能性が示されました。本講演では、器官原基法を利用した器官再生の研究戦略と進展について紹介すると共に、最近、開発ステージに移行した「毛包器官再生医療」も紹介します。

16:40~16:45 閉会のあいさつ 理事 小谷 元子

※当日の講演会や展示の様子を広報活動の記録として弊所職員が写真撮影します。撮影した写真は弊所のウェブサイトや印刷物に掲載させていただくことがあります。掲載の際は個人の特定を避けるためにお顔が露出しないよう配慮いたしますが、予めご承知の上ご参加ください。また、各種メディアによる取材・撮影が行われる可能性があります。予めご了承ください。