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理化学研究所科学講演会

理化学研究所科学講演会ポスター

理化学研究所の研究活動をご紹介する機会として、毎年科学講演会を開催しています。今年は、小谷理事による特別講演に続き、生命科学研究に欠かせない研究材料である「バイオリソース」の現状について、 世界各国の望遠鏡を用いて明らかとなってきた星や惑星の誕生過程からさらに分子科学分野へ踏み込んだ融合研究、バクテリアの分裂からヒトの遺伝疾患までを繋げる「染色体」の最先端研究について講演します。

会場ロビーでは、科学の面白さをお伝えする「科学道100冊」展、理化学研究所のオフィシャルグッズ「理研グッズ」の販売も行います。

開催日 2019年11月3日(日)
時間 13:30-16:30(13:00開場)
対象 一般 / 高校生 / 大学生
場所 丸ビルホール
東京都千代田区丸の内2-4-1丸ビル7階
JR東京駅丸の内南口徒歩1分、地下鉄丸ノ内線東京駅直結、地下鉄千代田線二重橋前駅直結
定員(講演会) 事前申込制・先着順。定員(400名)に達し次第締め切らせていただきます。
※未就学児のご参加はご遠慮ください。
参加費 無料
申込方法(講演会)

事前参加登録期間:2019年8月20日(火)10:00 - 2019年10月25日(金)12:00

科学講演会 参加申込みフォームからお申込み下さい。

※電話、ファックス、往復はがきでもお申込みいただけます。
「科学講演会参加希望」と題し①氏名(ふりがな付)、②年齢、③職業、④ご連絡先電話番号か返信先ファックス番号、⑤住所、⑥本イベント情報の入手方法をお知らせください(同伴者がいる場合は、①②③は全員分必要です)。ファックスまたははがきの場合は返信でもって登録受付確認とします。往復はがきではない普通はがきでの応募は無効とします。
ファックス番号: 048-462-4715
往復はがき送付先: 〒351-0198 埼玉県和光市広沢2-1 理化学研究所 広報室 科学講演会担当係宛
※10月25日以前に定員に達しましたら、締切とさせていただきます。

チラシ 理化学研究所科学講演会チラシ
問合せ先 理化学研究所 広報室
Tel: 048-467-9443
Email: event-koho[at]riken.jp(※[at]は@に置き換えてください。)

昨年の様子は『理研ブログ:「科学講演会」を開催しました。』でご覧いただけます。

プログラム

13:00 開場
13:30-13:35

開会のあいさつ

理事長 松本 紘

13:35-13:50

特別講演

理事 小谷 元子

13:50-14:35
大熊 盛也室長の写真

講演 「生物研究に欠かせない材料、バイオリソース」

大熊 盛也(おおくま もりや)
バイオリソース研究センター 微生物材料開発室 室長

私たちは、生物や生命の研究の成否を左右し、研究に欠かせない生きた材料であるバイオリソースを整備して、研究者が利活用できるようにすることで、研究の進展に貢献することをめざしています。そのためには、研究者がほしい材料、性質が明確で関連の情報が充実した材料、確実な成果を生み出せる信頼のおける材料をそろえる必要があります。また、様々な研究成果のもとになった材料は、研究の再現性のためにも、関連の研究を発展させるためにも、維持されて利用できるようにしなければならず、私どもはそのためにも責務を果たそうとしています。

14:35-14:55 休憩
14:55-15:40
坂井 南美主任研究員の写真

講演 「次世代天文学~化学との融合~」

坂井 南美 (さかい なみ)
開拓研究本部 坂井星・惑星形成研究室 主任研究員

観測技術やコンピュータの進化により、今、天文学は変革期を迎えています。古くは航海術や農業などのための天体運行を中心に研究され、20世紀に入ると様々な波長の光の観測により、極限的環境下での物理学や、宇宙開闢から現在までの星や銀河の誕生など"構造"の形成史の研究へと大きく変化しました。そして21世紀に入り、国際協力のもとで巨大観測装置が実現したことで、再度、その対象と役割は大きく変化しつつあります。遥か遠くの宇宙に存在する原子や分子などの"物質"が詳細に観測できるようになったためです。どのようにして私たちを取り巻くこの豊かな世界が実現するに至ったのか。私たちは、アルマ望遠鏡などを用いて星や惑星の誕生過程の研究をすると共に、最先端の分子科学研究との共同研究を進めることでこれを明らかにしようとしています。

15:55-16:40
平野 達也主任研究員の写真

講演 「染色体のつくりかた:ゲノムDNAはどのように折りたたまれているのか?」

平野 達也 (ひらの たつや)
開拓研究本部 平野染色体ダイナミクス研究室 主任研究員

生命の設計図・ゲノムDNAの担体として、生命の活動と進化を支えているのが「染色体」です。細胞分裂期に観察されるX字型の形態は、近代遺伝学のアイコンとして、教科書から一般向けの報道まで幅広く人々に親しまれてきました。しかし驚くべきことに、長大なゲノムDNAがどのように折りたたまれて染色体を作っているのか、という根本的な問題はいまだによくわかっていません。私たちは、約20年前、染色体をかたちづくるタンパク質複合体「コンデンシン」を発見し、その解析を中心に染色体の構築と機能の研究を続けてきました。本講演では、バクテリアの分裂からヒトの遺伝疾患までを繋げる、最先端の染色体研究の魅力を紹介します。

16:40 16:45 閉会の挨拶 理事 加藤 重治

※当日の講演会や展示の様子を広報活動の記録として弊所職員が写真撮影します。撮影した写真は弊所のウェブサイトや印刷物に掲載させていただくことがあります。掲載の際は個人の特定を避けるためにお顔が露出しないよう配慮いたしますが、予めご承知の上ご参加ください。また、各種メディアによる取材・撮影が行われる可能性があります。予めご了承ください。

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