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2022年5月17日

富士通株式会社
理化学研究所

富士通と理化学研究所、スーパーコンピュータ「富岳」とシミュレーション融合型AIを活用した次世代IT創薬技術の共同研究を開始

富士通株式会社(以下 富士通)と国立研究開発法人理化学研究所(以下 理研)は、創薬分野のDX(デジタルトランスフォーメーション)を加速させ、創薬プロセスにおける新領域の開拓と開発期間や費用の劇的な削減を目指し、スーパーコンピュータ「富岳」を活用した次世代IT創薬技術の共同研究を2022年5月17日より開始します。

本共同研究では、複雑なデータから定量的特徴を教師データなしで正確に獲得する富士通のAI技術「DeepTwin(ディープツイン)」と、理研のAI創薬シミュレーション技術を適用した分子動力学シミュレーションなどを組み合わせたシミュレーション融合型AIを、ハイパフォーマンスコンピューティング技術と「富岳」を活用して効果的に動作させます。これにより、分子動力学シミュレーションの高精度化と高速化を図り、ターゲットとするタンパク質の構造の変化を広範囲に予測する革新的な技術の確立を目指します。

両者は本研究をもとに、薬効の高さや副作用の少なさから期待が高まる中分子薬および高分子薬の開発において、標的タンパク質と抗体などの複合体解析や分子の大域的な構造変化を高速かつ高精度に予測できる世界トップレベルの次世代IT創薬技術を2026年度末までに開発します。

詳細は富士通株式会社のホームページをご覧ください。

報道担当

理化学研究所 広報室 報道担当
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