平山秀樹チームリーダー（基幹研究所 テラヘルツ量子素子研究チーム）が、「AlGaN系精密結晶成長技術の開拓と深紫外LEDの先駆的研究」の業績により、第43回市村学術賞 功績賞を受賞することが決定しました。
この賞は、大学ならびに研究機関で行われた研究のうち、学術分野の進展に貢献し、実用化の可能性のある研究に功績のあった技術研究者またはグループに贈呈されます。今年度は、功績賞2件、貢献賞5件が受賞します。
授賞式は4月28日に都内で行われる予定です。
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受賞者のコメント
今回の受賞は、青色の2倍エネルギーの高い深紫外線のLEDを、当時効率が低く微塵も光が出なかった領域から、実用レベル高出力まで開発・向上させたことに関していただきました。深紫外線は殺菌効果が大変強く、今後コンパクトで高出力な殺菌灯として、家庭用、医療用などさまざまな場面で我々の生活に直接かかわってきます。大変難しいAlGaN系半導体の結晶成長に、寝食を忘れ没頭してくれた多く皆様のおかげで実現したもので、共に研究を進めてくれた皆様に深く感謝いたします。今後この研究は、深紫外レーザダイオードの実現へと研究が継続し、応用分野も飛躍的に広がりますので、ますます技術開発に邁進していく所存です。