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2013年1月11日

理化学研究所

安倍総理が計算科学研究機構と神戸研究所を視察

安倍晋三(あべ・しんぞう)内閣総理大臣は2013年1月11日、兵庫県神戸市にある理研計算科学研究機構及び理研神戸研究所を、世耕官房副長官、赤羽経済産業副大臣、西村内閣府副大臣らと共に視察しました。

最初に訪れた計算科学研究機構では、井戸兵庫県知事と矢田神戸市長が同席する中、野依理事長が理研の概要説明を、平尾機構長が計算科学研究機構と「京」の概要説明を行いました。安倍総理からの質問を受け、「京」の出現により産業界でのスーパーコンピュータの活用が活発化していることなどの説明がありました。その後、見学者ホールから「京」本体を視察し、先端技術に注力し人材を絶やさないことの重要性などについて意見交換が行われました。

神戸研究所では、竹市雅俊所長が発生・再生科学総合研究センター(CDB)での取り組みを説明しました。竹市所長は、「発生生物学研究(基礎研究)の基盤の上に今日の再生医療研究や創薬につながっている」とし、基礎研究と応用研究のバランスの取れた研究支援を求めました。続いて京都大学iPS細胞研究所(CiRA)の山中所長が、CiRAの取組みやiPS細胞による治療薬開発の可能性を紹介しました。

研究の概要説明に引き続き、CDBの笹井芳樹グループディレクターより、世界をリードする再生医学研究の一端を実験室で披露しました。また、高橋政代プロジェクトリーダーは、世界で初めてのヒトiPS細胞を用いた網膜移植(加齢黄斑変性の再生医療)について解説。安倍総理は、実際にES細胞から分化させた眼杯や、iPS細胞から分化させた網膜色素上皮細胞を観察後、実用化に向けた取り組みについて質問し、医療イノベーションにつながる研究成果に強い関心を示しました。

平尾機構長より「京」についての説明を受ける安倍総理。隣は野依理事長。

笹井グループディレクターより再生医学研究について説明を受ける安倍総理。隣は京大山中所長。