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2014年2月21日

理化学研究所

ライフサイエンス技術基盤研究センター発足記念シンポジウム
「ライフサイエンスの新宇宙 -分子ネットワーク制御技術基盤の構築に向けて-」を開催

ライフサイエンス技術基盤研究センター(RIKEN Center for Life Science Technologies(CLST))は2014年2月17日、イイノホール(東京都千代田区)において、発足記念シンポジウムを開催しました。シンポジウムには、全国の大学や研究機関、創薬企業などから350名を超える参加者があり、新しい創薬基盤構築の可能性について、熱心に耳を傾けていました。

シンポジウムでは、野依良治理事長による挨拶、文部科学省の堀内義規ライフサイエンス課長による祝辞に引き続き、セッション1「分子ネットワーク制御技術基盤へ向けて」として、渡辺恭良センター長及び坂本健作グループディレクター、鈴木治和グループディレクターからCLSTの研究活動の紹介、CLSTが進めている“分子ネットワーク制御技術基盤”構築に向けた技術開発課題を説明しました。

セッション2「分子ネットワーク制御技術基盤への提言~認知症、がん、糖尿病の克服に向けて~」では、それぞれの疾病研究の第一人者の先生方からご講演いただきました。東京大学大学院医学系研究科の岩坪威教授からは“認知症”、公益財団法人がん研究会の野田哲生代表理事・がん研究所所長並びに東京大学大学院医学系研究科の宮園浩平教授からは“がん”、東京大学大学院医学系研究科の門脇孝教授からは“糖尿病”について、最新の研究状況と、創薬やバイオマーカー開発の現状や可能性について紹介いただきました。

講演に引き続き行われたパネルディスカッションでは、講師を務めた6名に、理研 創薬・医療技術基盤プログラムの後藤俊男プログラムディレクターが加わり、創薬の問題点を洗い出した上で、分子ネットワーク技術制御基盤を活用した研究や創薬開発の進め方について、活発な議論が交わされました。

CLSTは、医薬品・医療機器の効率的評価を推進し、我が国オリジナルの医薬品・医療機器の創出及び個別化医療等の実現、並びに次世代のライフサイエンス研究の推進を目指して、2013年4月に発足しました。研究実施場所は、横浜、神戸、和光の各キャンパスにまたがり、生命を営む分子の機能を、原子、細胞、器官・個体レベルで計測・解析する新技術を創出し、国内外の研究者等に共用・提供を行うことで、外部機関等との相補的連携の促進を図るとともに、研究開発成果や基盤技術の普及に努めています。

野依良治理事長の写真

野依良治理事長の冒頭挨拶

堀内義規ライフサイエンス課長の写真

文部科学省 堀内義規ライフサイエンス課長よりのご挨拶

渡辺恭良センター長の写真

渡辺恭良センター長の講演

議論するパネリストの写真

「分子ネットワーク制御技術基盤へ向けて」議論するパネリスト

シンポジウム会場の写真

多くの参加者で埋めつくされた会場

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