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2017年3月30日

理化学研究所

理化学研究所に対する国際的な外部評価「第10回理化学研究所アドバイザリー・カウンシル(RAC)」の報告書について

国立研究開発法人理化学研究所(松本紘理事長)は、研究所の運営及び研究活動に関して、国内外の外部有識者がレビューを行い理事長へ提言を行う「理化学研究所アドバイザリー・カウンシル(RAC)」を定期的に実施しています。去る12月に開催された第10回RACによる評価と提言をまとめた報告書がコリン・ブレイクモア議長(イギリス・ロンドン大学教授、元医学研究協議会(MRC)Chief Executive)より理事長に提出されましたので、ここに公表します。

第10回RACについて

第10回RACは2014年12月13日~16日の日程で、東京都内において開催されました。第10回は、コリン・ブレイクモア氏を議長とし、多様な分野をカバーする国内外の世界的科学者が委員として参加しました(RAC委員名簿(英語))。なお、今回は理研の第3期中長期目標期間が平成29年度に終了するため、次期中長期計画の骨子を国際的観点から評価することを主たる目的としています。

諮問事項

第10回のRACでは、理事長から以下の事項をRACに諮問しました。

  • 1.第9回RACからの提言に対する理研の対応を評価する。
  • 2.第4期中長期計画に向けて、理研が新たに取組むべき研究開発の方向性について提言する。
  • 3.以下の科学力展開プランを通じた研究成果の最大化に向けた取組が順調に進められているかを評価するとともに、今後取組むべき課題について提言する。
    • 研究開発成果を最大化する研究運営システムを開拓・モデル化する
    • 至高の科学力で世界に先んじて新たな研究開発成果を創出する
    • イノベーションを生み出す「科学技術ハブ」機能を形成する
    • 国際頭脳循環の一極を担う
    • 世界的研究リーダーを育成する
  • 4.我々は、社会的課題の解決に必要とされる研究開発のうち、既に理研が実施している研究分野以外で今後着手すべき分野があると考えている。この観点から理研が今後取り組むべき新たな研究分野、もしくは目指すべきターゲットを提言する。

RACからの報告書

会議での諮問事項に関する理研側からの発表、研究センター等における成果等に関する発表、及び理研幹部との意見交換を受け、RACは報告書を理研に提示しました。

第10回RAC報告書(英文本文日本語仮訳

※日本語訳は理化学研究所が独自に翻訳したものです。

今後の対応

理研は、今回報告された提言を真摯に受け止め、迅速に対応策を検討し、RACに対して報告する予定です。また、その検討結果は、理研の運営や研究活動に適切に反映させていきます。

問い合わせ先

国立研究開発法人理化学研究所 経営企画部 評価推進課
課長 丸山 亮介(まるやま りょうすけ)
Tel: 048-467-4460 / Fax: 048-462-4600

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