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2017年6月13日

理化学研究所

名古屋大学と連携・協力の推進に関する基本協定を締結

名古屋大学と理化学研究所(理研)は、平成29年6月13日、連携・協力の推進に関する基本協定を締結しました。本協定の締結により、両機関が持つ研究力、研究環境及び人材を活かした連携・協力の新たな枠組みを構築し、両機関の総合力を相乗的に発揮することによって、我が国の学術および科学技術の振興や教育の発展に重要な役割を果たしていくことが期待できます。

経緯及び概要

現在、名古屋大学と理研はいずれも、国内外の研究機関との連携強化に取り組んでいます。名古屋大学では、新たな研究課題の発掘や研究成果の社会活用を促進するために、全学的な連携事業を計画的に推進しています。理研においても「科学力展開プラン」に基づき、世界最高水準の研究成果とイノベーションを生み出すために新たな枠組みの連携関係を構築し、「科学技術ハブ」機能の形成を進めています。この方針のもと、名古屋大学と理研は新たな機関間協力を開始します。

一つは、これまで個別に行われてきた名古屋大学大学院生命農学研究科とトランスフォーマティブ生命分子研究所、理研環境資源科学研究センターとの協力を発展的に統合した3者連携とし、基礎植物科学と作物育種学、天然物化学と合成化学など、さまざまな組み合わせの融合分野を開拓して推進します。また、名古屋大学に新設された名古屋大学大学院情報学研究科附属価値創造研究センターと理研革新知能統合研究センターは、「マニュファクチャ・インフォマティクスによる製造革命のための基盤技術の構築」をテーマとする新しい研究プロジェクトの検討を始めており、今後、具体化に向けて取り組みます。両取り組みともに、名古屋大学内に連携スペースの設置を検討しており、連携研究の効率的な推進や人材交流、連携分野の拡大に活用する予定です。

さらに、名古屋大学と理研は協力可能な全ての分野を対象とする包括的な協定を結びました。新たな連携課題のみならず、これまで積み重ねてきた広汎な分野での協力をベースとして、より相乗効果の高い全機関的な連携・協力に発展させていきます。

協定の内容

協定に基づく連携・協力事項は、次のとおりです。

  • 1.共同研究等の研究協力
  • 2.研究交流及び人材交流
  • 3.教育・人材育成の支援
  • 4.研究施設・設備の相互利用
  • 5.その他本協定の目的を達成するために両機関が必要と認める事項
挨拶する松本理事長(右)の写真

挨拶する松本理事長(右)

調印後握手を交わす松尾総長(左)と松本理事長(右)の写真

調印後握手を交わす松尾総長(左)と松本理事長(右)

両機関関係者による集合写真の画像

両機関関係者による集合写真

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