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2018年4月20日

理化学研究所

理研と米国ブルックヘブン国立研究所(BNL)が原子核物理学における協力に関する共同研究協定の延長に調印

理化学研究所(理研)と米国・ブルックヘブン国立研究所(BNL)は、現在共同で推進している「スピン物理」に関する研究をさらに拡大して推進するため、共同研究協定を2023年まで延長しました。本日開催した調印式には、理研の小安重夫理事とBNLのドゥーン・ギブス所長らが出席しました。

理研は1995年よりBNLとの協力のもと、超大型衝突型重イオン加速器「RHIC(リック)」内に陽子偏極装置や大型検出器「PHENIX(フェニックス)」などを建設。2001年12月には、偏極させた陽子ビームの加速・衝突に世界で初めて成功、2002年と2007年、2012年に協力協定の延長を重ねました。2010年にはRHICの原子核衝突実験では、宇宙創成直後に匹敵する4兆度という超高温状態を実現していることを検証し、2016年には陽子内部のグルーオンの向きを精密測定することに成功するなど、両者は互いに協力しながらRHICを用いためざましい成果を輩出してきました。今後は、現在製作を進めている後継機sPHENIX測定器を投入することでジェット粒子測定能力を格段に高め、RHICにおける研究ミッションである重イオン衝突と偏極陽子衝突の研究の完遂を目指します。

参考:ブルックヘブン国立研究所(BNL)のホームページ

ドゥーン・ギブスBNL所長(左)と小安重夫理事(右)の写真

ドゥーン・ギブスBNL所長(左)と小安重夫理事(右)

出席者による記念撮影の写真

出席者による記念撮影