広報活動

2017年1月6日

60秒でわかる? STMで電子状態を見て物質の未知の機能を探る

キーワード

物理学, 工学, 材料科学, STM, 走査型トンネル顕微鏡, STS, 走査型トンネル分光法, SI-STM, 高温超電導, トンネル電流, 位相, クーパー対, トポロジカル絶縁体, ランダウ量子化, 強相関電子系

概要

私たちの身の回りにある物質の性質は、ほぼ100%、物質内の電子の性質で決まります。たとえば、電気が良く流れる物質は、自由に流れることができる電子がたくさんある物質ということです。電子と電子の間、あるいは電子と原子核の間の相互作用が弱い物質であれば、物質全体としての性質は、個々の電子の性質を足し合わせたものとなりますが、相互作用が強い物質の場合は、個々の電子の性質の足し合わせを超えた面白い性質・現象が、物質総体として現れることがあります。この面白い性質・現象を「創発現象」といいます。『理研ニュース』2017年1月号の“研究最前線”で、創発物性科学研究センター 強相関物理部門 創発物性計測研究チーム 花栗哲郎(はなぐり・てつお)チームリーダーが、走査型トンネル電子顕微鏡を使って、固体における「創発現象」の背景にある電子状態を調べ、解析することにより、物質の機能と電子状態の相関を明らかにしようとする取り組みについて熱く語っています。この動画で花栗博士の60秒解説をご覧いただけます。

再生時間

2分22秒