広報活動

2013年12月26日

代替現実(Substitutional Reality: SR)システム

キーワード

脳科学、代替現実

概要

いま目の前に広がる風景が、実はずっと昔のもので、周りを 行き交う人々も本当には存在しない、としたら・・・?もし現在と過去の出来事が区別で­きなくなったら、私達の心の働き はどのような影響を受けるでしょうか。当研究チームは、これまでSFの世界にしか存在­しなかったこのような問いに取り組むことを可能とする技術を開発しま した。
体験者が装着するヘッドマウントディスプレイ(HMD)には、目線の位置に付けたカメ­ラからのライブ映像、およびあらかじめ同じ場所で撮影 した過去映像を織り交ぜて表示します。過去映像の撮影に全方位を記録できるパノラマビ­デオカメラを用いることにより、体験者は過去映像の体験 中も、ライブ映像の場合と同じように自由に周りを見渡すことができます。また過去映像­体験中には、録音された過去音声がヘッドフォンから流れます。
このような状況では体験者は、ライブ映像と過去映像の区別ができません。つまり、主観­的な現実体験そのものは連続な、一つながりなもののま まで、自在にライブ・過去映像の間を行き来させることができます。本人に気付かれずに­「現実」をあらかじめ用意したものにさしかえる (substitute)ことができるこの仕組みを、代替現実(Substituti­onal Reality: SR)技術と呼んでいます。

再生時間

3分16秒