広報活動

2014年10月6日

名医を養成する腹腔鏡下手術シミュレータを実用化~患者ごとの生体モデルをつくり、術具に伝わる触感を再現~

キーワード

工学, 生物学, 腹腔鏡下手術シミュレータ, Lap-PASS, 生体モデル, 三菱プレシジョン, 横浜市立大学, 生体力学シミュレーション

概要

開腹手術に比べて患者さんへの負担が少ないなどメリットが多いため、これまで開腹で行われていた多くの手術が、腹腔鏡下手術に置き換わっています。一方で、腹腔鏡下手術は医師が習熟するまでに時間がかかるという課題もあります。また、一人の医師によって行われる手術なので、執刀医の実力がそのまま手術に反映されます。そのため、腹腔鏡下手術では、手術をする前に十分な訓練を積むことがより重要になります。手術を受けるなら、経験豊富な名医に執刀してほしい、誰もがそう願うのではないでしょうか。そんな名医を養成する再現性の高い「腹腔鏡下手術シミュレータ」の実用化に、三菱プレシジョン株式会社、横浜市立大学、理研(光量子工学研究領域 画像情報処理研究チーム 横田秀夫チームリーダーら)が、世界で初めて成功しました。

今回開発したシミュレータの画期的な点は、患者さんのX線CTやMRI画像に基づき、患者さんごとの生体モデルをつくるというコンセプトです。そして術具に伝わる触感まで再現しています。まさに、患者さんの体のモデルで、手術を事前にリハーサルできるのです。

この動画では、医療現場の医師、研究者、技術者が協力して開発した手術シミュレータLap-PASSの解説をご覧いただけます。開発秘話など詳しくは理研ニュース2014年10月号をご覧ください。

再生時間

2分29秒