広報活動

2016年10月2日

太陽系外惑星J1407bの巨大リングが壊れない理由
~巨大惑星 J1407b の周りのリングのシミュレーション~

キーワード

太陽系外惑星、系外惑星、リング、J1407、J1407b、惑星、恒星、主星、巨大惑星、逆行軌道、スーパーコンピュータ、スパコン、京、シミュレーション

概要

「J1407」は、約430光年彼方の太陽系外に存在する恒星。
2007年に非常に複雑な「食(ある天体が別の天体の動きによって光を遮られ暗くなる天文現象)」を起こし、その原因は周囲を巨大で複雑なリングを持つ惑星「J1407b」が回っているためと言われている。 一方、惑星の質量に対して非常に巨大なJ1407bのリングは、公転時にJ1407へ近づくことで、重力の影響により壊れるのではないかと言われていた。
コンピュータシミュレーションの結果、J1407bの巨大リングは公転と逆回転することにより、破壊を免れていることが分かった。
なお、このシミュレーションでは、J1407b は木星質量の80倍の巨大惑星で、離心率0.65、軌道周期11年で主星の周りを公転している。左のモデルでは、リングは公転と逆回り、右では同じ向きとなる。それぞれの画像は1辺が4天文単位。

2016年11月2日プレスリリース「系外惑星の巨大リングの回転は公転と逆向き」より

発表者

計算科学研究機構 研究部門 粒子系シミュレータ研究チーム
国際特別研究員 ステーヴン・リーデェル (Steven Rieder)

ライデン天文台
准教授 マシュー・ケンワージー(Matthew Kenworthy)

再生時間

1分50秒