[理研ニュース 2009年5月号]
ゴルジ体に魅せられたテクニカルスタッフ
理研基幹研究所 中野生体膜研究室(中野明彦主任研究員)に、ゴルジ体に魅せられ、その謎に挑むテクニカルスタッフがいる。庄田恵子 協力技術員だ。庄田技術員はゴルジ体の魅力を、「蛍光タンパク質を付けたゴルジ体が、細胞の中で光って動き回る様子はとてもキレイ。まるでプラネタリウムのようです」と表現する(図1、2)。ゴルジ体は核、小胞体などの細胞小器官の一つで、細胞の中で新しくできたタンパク質を酵素で修飾し、液胞膜や細胞膜など目的地ごとに仕分けして送り出す、いわば“配送センター”の役割をしている。「ゴルジ体は発見されてから100年以上もたった今でも、まだ謎ばかり。その謎を一つ一つひもといて、全体像の解明に貢献したいと思っています」。子どものころから植物が育つ姿を観察するのが好きだったという庄田技術員の素顔に迫る。

「将来の夢はお花屋さんでした」と庄田技術員。「種をまいた植木鉢をジーッと一日中見ているような子どもでした」。好きだった科目は理科と美術。「中学生のとき、新宿区主催の実験教室に通っていました。顕微鏡で岩石の結晶などを観察し、キレイだなぁと思ったのがすごく印象に残っていますね。顕微鏡を使うといつもの世界が違って見えるんです」。クラブ活動では絵本を制作していた。「1年に1冊、絵本をつくって保育園で発表していました。絵を描くのも好きだし、見るのも好き。友達と美術館に行って何時間も見ていました」。そして高校へ進学。「小学校〜高校と理科の先生に恵まれていたので、その仕事にあこがれていましたね。どんな仕事に就くか分からないけれど、大学に行って自分の好きなことを見つけたいと考えていました。美術系の大学に進学することも考えましたが、最終的に分子生物学を目指すことにしました」。1991年、東邦大学生物分子科学科へ進学し、教員免許を取得。「実習で子どもたちに教える中で、まず教えるには自分がもっと勉強しなければいけないと思い、東京大学の修士課程に進みました」
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- この研究成果は平成19年度研究奨励ファンドに採択された課題によるものです。このファンドは、若手の意欲的な研究を奨励することを目的とし、理研基幹研究所・理研仁科加速器研究センター・理研放射光科学総合研究センターで横断的に実施しているものです。
- 特別企画
- ・ 独創性を生み出すために
野依良治 理事長×利根川 進 脳科学総合研究センター長 - SPOT NEWS
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- ・ 筋萎縮性側索硬化症(ALS)の治療に新たな可能性を発見
- ・ 腸管の免疫バランスを制御するメカニズムを新たに発見
- ・ ダーウィン親子予言の植物ホルモン「オーキシン」の
生合成経路解明に向け前進- ・ 心筋梗塞の発症リスクとなる新たな遺伝的多型を発見
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- FACE
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理研横浜研究所「かながわ子育て応援団」に - ・ 新理事に古屋輝夫氏
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