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独立行政法人 理化学研究所 国立大学法人 東京大学 |
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肝臓がん原因タンパク質の構造と機能を解明 - 複合体タンパク質のX線結晶構造解析 - |
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| 平成19年2月15日 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
◇ポイント◇
がん細胞の特徴は、周辺環境を無視した無秩序な増殖を繰り返すことです。細胞の無秩序な増殖は、細胞周期の異常が強く関与していることが知られています。このような無秩序な増殖を抑えることが、抗がん剤の創製にもつながると考えられます。ガンキリンは肝臓がんの原因遺伝子産物として発見され、細胞周期の制御機構に関与する様々なタンパク質に作用し、肝臓がん細胞の異常増殖を引き起こすことが知られています。 研究グループは、このがんタンパク質であるガンキリンと、ユビキチン化※2されたタンパク質を分解する26SプロテアソームのサブユニットであるS6ATPaseドメインとの複合体について、その立体構造を解明し、ガンキリンとS6ATPaseとの結合部位を明らかにしました。ガンキリンが分解を促進するタンパク質で、がん抑制タンパク質の1つでもあるpRbとガンキリンの結合部位は既に明らかとなっています。S6ATPaseとの結合部位の一部は、そのpRbの結合部位と同じでした。研究グループは、S6ATPaseとpRbがガンキリンの同じ部位に結合するという事実に基づき、ガンキリンがpRbの分解を促進するメカニズムについて新規モデルを提案しました。 このガンキリンとプロテアソームの複合体構造情報に基づいた阻害剤開発は、ガンキリンに依存したがん細胞の異常増殖を抑える、新規抗がん治療薬の開発につながると期待されます。 これらの研究は、文部科学省が推進している「タンパク3000プロジェクト」の一環として実施されたもので、研究成果の詳細は、米国の科学誌『Structure』2月14日号に掲載されます。
<補足説明>
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