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独立行政法人 理化学研究所 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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正解/不正解から学ぶ脳のメカニズムを発見 - 脳科学の教育への応用に新たな手がかり - |
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| 平成19年4月23日 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
◇ポイント◇
私たちは、状況に応じて行動を柔軟に変化させることによって、さまざまな環境に適応することができます。今までの研究から、行動の柔軟性には大脳の前頭葉、特に額のすぐ奥に位置する前頭前野と呼ばれる脳の領域の働きが重要であることが知られています。環境に柔軟に適応するためには、実際に行動を起こし、その結果から行動が正しかったか、正しくなかったかを判断し、正しい行動の選択について学習していく必要があります。しかしながら、この行動結果の評価をもとに、正しい行動を学習する前頭前野のメカニズムはわかっていませんでした。 研究チームでは、サルの前頭前野における神経細胞活動を電気的に記録し、選んだ行動の正解/不正解を認識する際、正解と不正解それぞれに対して反応する2つの神経細胞群があることを世界で初めて発見しました。つまり、前頭前野には、選んだ行動が正しかった際に反応している神経細胞と、正しくなかった際に反応している神経細胞の2種類が存在することが明らかになったのです。さらに、これらの神経細胞の反応は、正しい行動が十分に学習された後では消失し、学習が進んでいるときだけ現れる特徴があることも突き止めました。 今回の発見は、教育における評価(行動が正しいか/正しくないか)の役割に、脳科学的な意味づけを与えるという点で意義深く、教育効果を最大限に引き出すための最適な行動評価の与え方を考える上で、大きな手がかりを提供する成果です。 本研究成果は、米国の科学雑誌『Nature Neuroscience』のオンライン版(4月22日付け)に掲載されます。
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