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独立行政法人 理化学研究所 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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「マイクロRNA」によるタンパク質合成阻害の仕組みを解明 - mRNAの翻訳が抑制される過程を試験管内で再現することに成功 - |
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| 平成19年8月1日 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
◇ポイント◇
タンパク質は、メッセンジャーRNA(mRNA)の情報をもとにリボソームによって合成されています。この合成過程は、mRNAの塩基配列に従ってタンパク質の構成要素であるアミノ酸を順番に連結するため、「翻訳」と呼びます。近年、マイクロRNAと呼ばれる短いRNAが、様々なタンパク質の合成を翻訳段階で阻害することが明らかになってきました。マイクロRNAは、複数のタンパク質とともにmiRNPという複合体を形成し、マイクロRNAの配列と部分的に相補的な配列を含む標的mRNAに作用して、翻訳を抑制すると考えられています。しかし、翻訳抑制機構の詳細は不明で、翻訳の開始段階の阻害、途中段階の阻害、あるいは合成されたタンパク質の急速な分解等の相対立するモデルが考えられていました。 研究グループは、マイクロRNAとともに機能することが知られている複数のタンパク質を発現させた哺乳類培養細胞から細胞抽出液を調製し、これを用いてマイクロRNAが標的mRNAの翻訳を抑制する過程を試験管内で再現することに成功しました。解析の結果、マイクロRNAを含む複合体miRNPは、標的mRNAの末端のポリAテール※1を短くし、先端のキャップ構造※2に依存する翻訳を抑制することを見いだしました。これらの結果は、マイクロRNAが翻訳の開始段階を阻害することを示します。 本研究で開発した方法は、マイクロRNAの研究を飛躍的に進めると期待されます。また、マイクロRNAが関与するがんの発症や記憶の形成機構等の解明にもつながります。この研究は、わが国が推進した「タンパク3000プロジェクト」の一環として行ったものであり、米国の学術雑誌『Genes & Development』8月1日号に掲載されます。
<補足説明>
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