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独立行政法人 理化学研究所 ストックホルム大学 スタンフォード線型加速器センター 財団法人 高輝度光科学研究センター |
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水に潜む氷の影−水の連続的な状態変化を唱えた常識を覆す - 電子の状態を眺めると、2つの構造が水を支配している - |
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| 平成20年6月12日 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
◇ポイント◇
約100年前、X線の発見者として知られるW.C.レントゲン(W.C.Röentgen)博士が、「水は氷によく似た成分と未知の成分の2つからできている」というモデルを提唱しました。その後、現在に至るまで、水は「氷によく似た秩序構造を出発点にして連続的に歪んでいく」ことで成り立っているのか、あるいは「特定の構造の間を行ったり来たりする」のかという論議が絶えず戦わされてきました。この水の謎に終止符を打つために、分子動力学計算※3やX線・中性子散乱をはじめとした、理論的・実験的な研究が行われてきましたが、いまだに結論はでていません。 研究グループは、水素結合※4と呼ぶ「力」によって水分子中の電子が受ける影響を軟X線発光分光で調べました。その結果、液体の水の中には明確に区別できる2つの状態があり、1つは「水分子間をつないでいる水素結合の腕が大きく歪んだ水の海」、もう1つは「この海の中に浮かぶ氷によく似た秩序構造」であることを見いだしました。この発見は、これまで有力とされていた「連続的に歪んでいる水」を記述していたモデルを覆すとともに、水溶液や生体内など、水がかかわるあらゆる科学的現象の理解を進める上で重要な鍵となります。 本研究成果は、米国の科学雑誌『Chemical Physics Letters FRONTIERS article』、オンライン版(6月11日付け:日本時間6月12日)に掲載予定です。
<補足説明>
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