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独立行政法人 理化学研究所 独立行政法人科学技術振興機構 |
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エネルギー恒常性維持にかかわるグルコース応答細胞膜受容体を発見 - 膜タンパク質BOSSが、細胞外グルコース応答に関与 - |
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| 平成20年9月23日 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
◇ポイント◇
生体の重要なエネルギー源であるグルコースと脂質の代謝の恒常性維持は、成長と生命活動に不可欠です。特に、激しい運動や飢餓時におけるエネルギー産生は、貯蓄した脂質に多く依存しています。生物は、体内に貯蔵しているエネルギー状態を感知し、エネルギー消費とのバランスを保ちながら、エネルギーが枯渇状態に陥らないような機構を備えていると考えられています。しかし、そのようなエネルギー(栄養)センサー 一般に、細胞外の化学的情報を細胞内に伝達する機能を有するタンパク質として知られるGPCRは、ホルモンや神経伝達物質などの細胞外のシグナル物質(リガンド)を細胞膜上で受容し、細胞内にその情報を伝える機能性膜タンパク受容体ファミリーとして知られています。多様なリガンドに対応するため数多くのGPCRが存在し、自然界に存在する最大のタンパク質ファミリーを構成しています。GPCRは、特に医科学研究の領域で重要で、実際に臨床応用されている薬剤の50%以上がGPCRを標的として作られています。しかし、いまだリガンドや生理的役割が不明な、いわゆるオーファン受容体が数多く残されています。 研究グループでは、オーファン受容体GPCRに属しているBOSS受容体が、細胞外グルコース濃度の応答に関与するエネルギー(栄養)センサーであることを、ショウジョウバエを用いて証明しました。boss遺伝子は、線虫からヒトに至るまで広く保存されていることから、動物一般に共通した、生存に必須な機能を有していると予想できます。このことは、現在私たちが抱えている肥満や糖尿病などの疾患の理解と新たな治療法の開発に貢献すると期待されます。 本研究成果は、JST 戦略的創造研究推進事業 チーム型研究(CREST)の研究領域「糖鎖の生物機能の解明と利用技術 」における研究課題「糖修飾システムによる神経機能の発現・制御」(研究代表者:平林義雄ユニットリーダー)によって得られ、米国科学アカデミー紀要『Proceedings of the National Academy of Sciences』9月22日の週にオンライン掲載されます。
<補足説明>
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