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国立大学法人 佐賀大学 独立行政法人 産業技術総合研究所 独立行政法人 理化学研究所 |
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世界初!低温で膨らむ酸化銅のナノ磁性粒子 - 熱膨張を気にせず、磁気で動く超精密ナノマシンへの応用が可能 - |
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| 平成20年10月20日 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
◇ポイント◇
「加熱すると物体が伸び、反対に冷却すると縮む」という物理現象は、馴染みの深い物体の基本性質です。古くから、インバーと呼ばれる一部の合金(Fe-Ni、 Fe-Ptなど)では、熱膨張率がほとんどゼロになるという現象が知られており、すでに精密機械などに応用されています。さらに、特定の物質では熱膨張が負にもなり、近年、セラミックスの1つ、タングステンジルコニウム(ZrW2O8)で−2.6×10-5/℃という記録的な負熱膨張率が達成されています。 今回研究チームは、−100℃以下の環境という条件付きですが、この値より4倍も大きい負熱膨張率を発見しました。さらに、磁気と結晶格子との相互作用が強い2フッ化マンガン(MnF2)のナノ粒子でも負熱膨張率を持つことを見いだしました。磁性体のナノ粒子の負熱膨張の現象は、今までまったく知られておらず、原理的に注目される現象です。 今後、負熱膨張する材料をほかの実用材料に複合することで、熱膨張率を自在に制御でき、ひび割れのない新しい複合材料の開発など、ナノテクノロジー・サイエンスへの応用が期待できます。特にナノ粒子での巨大な負熱膨張率の実現は、マイクロマシン、ナノマシンのようなミクロ領域からナノ領域の物体への応用を可能にします。磁性体ゆえに、磁気で動くナノマシンへの応用の可能性も出てきました。 本研究成果は、英国の科学雑誌『Nature Nanotechnology』(10月19日号)に掲載され、同時に電子版にも掲載されます。
<補足説明>
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