研究紹介

光量子工学研究領域

中性子ビーム技術開発チーム

チームリーダー 大竹 淑恵 (D.Sci.)
大竹 淑恵 (D.Sci.)

中性子ビームはプローブとして優れているにも関わらず、その線源が大型施設等に限られるため、、研究、応用に用いる機会が大変少なく新たな展開 が待たれています。私たちは理研キャンパス内に小型中性子源システムを開発しています。このコンパクトな中性子源の高度化や中性子ビームによる新たな非破 壊装置や手法を生み出す「見える化」(ソフト含む)の技術開発を行っています。可搬型を目指した小型中性子源計測システムの構築、中性子を利用した3次元 磁場分布、温度分布、結晶歪み観察など物理量の見える化、評価、予測の技術開発を目指します。RANS(理研小型中性子源システム)を基軸とした技術開発 の内容は、世界初の産業利用にも対応したコンパクト中性子源計測システムによる高度イメージング非破壊検査技術開発や橋梁等大型構造物非破壊検査のための 高速中性子大面積イメージング用検出予測システムの開発などを行っています。

研究主分野

物理学

研究関連分野

工学 / 化学 / 材料科学

研究テーマ

  • 小型中性子源システムの整備・高度化開発
  • 橋梁等大型構造物非破壊検査のための大面積高速中性子検出器開発
  • 鉄鋼材料の塗膜下腐食メカニズム解明
  • 小型中性子源システムによるパルス中性子金属回析実験
  • 金属塑性加工解析

主要論文

  1. 山田雅子, 大竹淑恵, 竹谷篤, 須長秀行, 山形豊, 若林琢巳, 河野研二, 中山武典:
    "小型中性子源RANSを使った塗膜下腐食鋼材の非破壊イメージング観察"
    鉄と鋼, vol.100, No.3(2014)
  2. Y.Otake, M.Olbinado, Y.Seki, K.Hirota, Y.Yamagata, J.Ju, T.Adachi, S.Morita, Y.Iwashita,
    M.Hino, M.Ichikawa, M.Kitaguchi, T.Takahashi, H.Yoshizawa, S.W.Lee, W.Yashiro, A.Momose.:
    "Research toward the development of compact neutron interference imaging instrument with gratings"
    J.Phys.5th ECNS J.of Phys.Cinf.S.340 012035(2012)
  3. 大竹淑恵.:
    「中性子干渉イメージング法」
    表面科学 Vol.33 No.5 pp296-301(2012)
  4. Y.Seki, H.Funahashi, M.Kitaguchi, M.Hino, Y.Otake, K.,Taketani, H.M.Shimizu.:
    "Multilayer Interferometer with Complete Path Separation"
    J.Phys.Soc.Jpn 79 124201(2010)
  5. K.Taketani, Y.Seki, H.Funahashi, M.Hino, M.Kitaguchi, Y.Otake, and H.M.Shimizu.:
    "Moiré fringes in a neutron spin interferometer"
    J.Phys.Soc.Jpn.76 064008(2007)
  6. S.Kawamura, J.H.Kaneko, H.Fujimoto, Y.Otake, F.Fujita, A.Homma, T.Sawamura, P.Mikula, M.Furusaka.:
    "Possibility of using a PMN-PT single-crystal as neutron optical device"
    Physica B 385&386 13277 (2006)
  7. J.H.Kaneko, Y.Otake, H.Fujimoto, S.Kawamura, M.Watanabe, F.Fujita, T.Sawamura, P.Mikula,M.Furusaka.:
    "Investigation on Possibility of Neutron Electric Optical Devices Based on Piezoelectric Single Crystals"
    Nucl. Instr. Meth. A529 166 (2004)
  8. M.Kitaguchi, H.Funahashi, T.Nakura, T.Taketani, M.Hino, Y.Otake, and H.M.Shimizu.:
    "Cold-Neutron Interferometry Using Beam Splitting Etalons"
    Nucl.Instr. Meth A529 190 (2004)
  9. Y.Otake, S.Tasaki, T.Ebisawa, T.Fukunaga, N.Achiwa and M.Hino.:
    "Decoherence and Spin Interferometry experiments Using Mechanical Alloying Samples"
    J.Phys. Soc.Jpn.70 501 (2001)
  10. Claude M.E.Zeyen, Y.Otake.:
    "Neutron EDM search using crystal techniques"
    Nucl. Instr. Meth. A440 489 (2000)

メンバーリスト

主宰者

大竹 淑恵
チームリーダー

メンバー

竹谷 篤
副チームリーダー
髙村 正人
上級研究員
須長 秀行
上級研究員
小林 知洋
専任研究員
若林 泰生
研究員
水田 真紀
研究員
池田 義雅
特別研究員
見原 俊介
テクニカルスタッフⅠ
栁町 信三
テクニカルスタッフⅠ
後藤 誠
テクニカルスタッフⅡ

お問い合わせ先

〒351-0198 埼玉県和光市広沢2-1
中性子工学施設

yotake [at] riken.jp
※[at]は@に置き換えてください。

関連リンク

最新の研究成果

2016年11月1日: 報道発表資料
中性子によるコンクリート内損傷の透視

イベント・シンポジウムなど

  • 第8回 中性子連続セミナー [中性子イメージングの現状] 東京都市大 持木幸一教授