画像情報処理研究チーム, エクストリームフォトニクス研究グループ, 光量子工学研究領域, 理化学研究所


理研セミナー
高山 健志 博士講演会

       


CG・ユーザインタフェース研究でご活躍されており、スイスETHへ留学中の高山博士による講演会を下記の様に開催致します。どなたでも聴講出来ますので、お気軽にご参加ください。

講師: 高山 健志 (ETH Zurich, Switzerland)

日時: 2013年8月2日(金):14:00-15:30

場所: 理化学研究所(和光) BSI池の端研究棟 3F 会議室

  • BSI(脳科学総合研究センター)池の端研究棟はキャンパス地図の46番の建物です。外部の方が理研にお越しの際は、入構手続きが必要です。入構理由は「理研セミナー」、訪問先は「計測情報処理研究チーム、横田 秀夫」とお書きください。
  • 聴講人数を把握するため参加登録にご協力ください。

講演言語: 日本語


講演タイトル: 3次元的データのためのユーザインタフェースに関する研究

講演要旨:

    本講演では、ボリュームまたはサーフェスとして表される3次元的なデータを作成・編集するためのユーザインタフェース(UI)に関して、主にコンピュータグラフィクス分野の問題を対象として、筆者がこれまで研究開発してきたものを紹介する。まずボリュームデータのためのUIとして、3次元空間上の各点で3つの直交する方向を与えるテンソル場を、スケッチ操作によって直観的に作成できる手法を紹介する。また本手法のいくつかの利用事例についても紹介する。次に、3次元物体内部の滑らかな色分布を表すボリュームデータを、色のついたサーフェスの集合によってコンパクトに表現できる手法を紹介する。サーフェスデータのためのUIとして、サーフェス形状の一部をコピーし、別のサーフェス形状の上に貼り付けるという編集作業を、ブラシUIによる2次元的な操作で直観的に行える手法を紹介する。最後に、入力の三角形メッシュの上に、高品質な四角形メッシュを作成するためのUIとして、ユーザがいくつかの主要なエッジの配置をスケッチによって直接指定すると、システムがそれ以外の部分を自動的に四角形メッシュで埋めてくれるような手法を紹介する。
  • 参考文献:

講師略歴:

    2012年3月東京大学大学院 情報理工学系研究科 博士課程修了。博士(情報理工学)。2012年4月より日本学術振興会海外特別研究員としてETH Zurich (Interactive Geometry Lab)にてコンピュータグラフィクスに関する研究に従事。主な興味の対象はボリューメトリックなモデリング、スケッチベースインタフェース、テクスチャ合成、メッシュ処理など。


主催: 独立行政法人 理化学研究所

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