上級研究員・研究員・特別研究員・リサーチアソシエイト募集(IMS110-1901)
募集研究室
生命医科学研究センター 応用ゲノム解析技術研究チーム
(チームリーダー: 岡崎 康司 )
研究室の概要
応用ゲノム解析技術研究チームでは、疾患の病態解明を目指したオミックス解析を行うと共に、機能ゲノミクスを用いて、各種細胞・組織の恒常性機能を破綻させる疾患発症メカニズムを理解することで、新たなゲノム創薬手法の開発、創薬標的の発見及びゲノム医療実現のためのエビデンスの創出を目指す研究活動を行う。
また、当研究チームで培った技術を強みとし、理研独自の転写開始点解析技術(CAGE)やエピゲノム解析など、最先端のゲノム及びトランスクリプトーム解析技術を通じて医科学研究に貢献する。
募集職種、募集人数及び職務内容
募集職種・人数
上級研究員・研究員・特別研究員・リサーチアソシエイト 若干名
職務内容
疾患のオミックス解析を行うと共に、疾患の病態解明や治療法の開発を目的として、最先端のゲノム及びトランスクリプトーム解析技術を駆使し、転写ネットワークやノンコーディングRNAの機能解析、あるいはエピジェネティックな制御機構など、疾患及び正常の細胞内のメカニズムを解明するため、トランスクリプトーム、シングルセル解析、そしてバイオインフォマティクス等の独創的な解析技術の研究開発に従事いただきます。さらに、ゲノム機能のメカニズムを紐解くことで生命医科学分野にアプローチし、疾患の病態解明・治療法の開発を視野に入れた細胞変換技術の開発や創薬手法の開発、あるいはバイオマーカーを用いた診断法の開発研究などに従事していただきます。
本公募における対象者には、リーダーシップを発揮し、研究活動を円滑に進めるための積極性と実効性が求められます。さらに、データの生産管理者や、高度な解析を担うバイオインフォマティシャンと意思疎通を図り、研究活動を進展させるためにデータを解釈して得られた知見を有効活用できる技能が求められます。
下記のいずれかの経験や実績があることが望ましい。
- 1.疾患ゲノム機能解析
- 2.転写調節機構の解析
- 3.ミトコンドリアの機能解析
- 4.細胞分化転換に関する研究
- 5.CRISPR/Cas9によるゲノム編集技術
- 6.ロングリードシーケンサーを用いたゲノム配列解析
- 7.ゲノム機能解析に関連するバイオインフォマティクス研究
職種としての職務内容は以下の通りです。
- 上級研究員:チームリーダーを補佐し、チームに所属する研究員等を指導するとともに研究課題等を実施する。
- 研究員:チームの研究課題等を実施する。
- 特別研究員:上位職者の育成指導を受けてチームの研究課題等を実施する。
- リサーチアソシエイト:上位職者の指導を受けてチームの研究課題等を実施する。
応募資格
全職種共通
- 1.分子生物学の実験経験、知識を有している方。
- 2.次世代シーケンサの原理、アプリケーションを理解している方。
- 3.データ解析について基礎的な知識を有している方。
- 4.業務上英語を使用することに支障がない方(科学的議論等)。
- 5.研究チーム内外の協力者と円滑なコミュニケーションを図り、連携・協働して業務に従事できる方。
上級研究員:
[職務内容]に関連する分野での博士号取得者で、専門分野での職務経験が5年以上あり、研究室のメンバーの指導も行える方。
研究員:
[職務内容]に関連する分野での博士号取得者で、博士号取得後3年以上経過している方。
特別研究員:
[職務内容]に関連する分野での博士号取得者で、博士号取得後3年以内の方。
リサーチアソシエイト:
[職務内容]に関連する分野での修士号取得者。もしくは同等の能力を有すると認められる方。また、将来的に博士号取得を積極的に目指し、研究員等の上位職種への転換を目指す明確な意欲、意思のある方。
勤務地
理化学研究所 生命医科学研究センター
神奈川県横浜市鶴見区末広町1-7-22
在宅勤務制度あり。所定の手続きに従い在宅勤務が可能です。
待遇
契約期間
- [上級研究員・研究員・リサーチアソシエイト]
- 1.単年度契約の任期制職員で、評価により採用日から7年を迎えた年度末を上限として再契約可能。
- 2.ただし、能力、契約満了時の業務量、勤務成績、勤務態度、所属しているセンター等若しくは研究室等又は従事しているプロジェクトの存続及び当研究所の経営の状況、予算状況等により、再契約可能期間については変更になる場合もあります。また、原則として65歳を超えての再契約は行いません。
- [特別研究員]
- 1.単年度契約の任期制職員で、評価により採用日から3年を迎えた年度末を上限として再契約可能。
- 2.ただし、能力、契約満了時の業務量、勤務成績、勤務態度、所属しているセンター等若しくは研究室等又は従事しているプロジェクトの存続及び当研究所の経営の状況、予算状況等により、再契約可能期間については変更になる場合もあります。また、原則として65歳を超えての再契約は行いません。
試用期間・給与等
試用期間有り(原則2ヶ月)。
給与は、経験、能力、実績に応じた年俸制で、通勤手当、住宅手当の支給有り。社会保険の適用有り。理研共済会(互助組織)に要入会(理研共済会規約による)。
専門業務型裁量労働制適用で、1日7時間30分就業したものとみなされます。
休日
土日、祝日、年末年始(12月29日-1月3日)、当研究所設立記念日(10月第4月曜日)。
その他
- 当研究所規程による。
- 理化学研究所は、女性も男性も1人1人が能力を発揮できるよう様々な取組を行い、男女共同参画を推進しています。公正な評価に基づき能力が同等と認められる場合は、女性を積極的に採用します。
- 上級研究員、研究員、特別研究員及びリサーチアソシエイトは、日本学生支援機構奨学金(平成15年度までに大学院第一種奨学生に採用されている場合)の返還特別免除の対象職であるとともに、外部研究費(科研費等)の申請資格があります。
応募方法及び締切日
以下の提出書類をPDFにて、下記の[書類送付先]までメールに添付してお送り下さい。
※PDFは内容の分かるファイル名として下さい(例:1履歴書(応募者名).pdf)
※メールの件名欄には、「応募書類の提出:[IMS110-1901] IMS 応用ゲノム解析技術研究チーム 希望職名(例:研究員)」と記載して下さい。
提出書類
- 1.履歴書(写真添付)
※履歴書は、上記の「履歴書」の文字をクリックしてダウンロードした書式をご使用下さい。
※履歴書1枚目、右上に、公募番号(IMS110-1901)と希望職名(例:研究員)を明記下さい。 - 2.研究業績一覧(最近5年間は必須。原著論文、総説、特許、などに分けて記載。)
- 3.これまでの研究概要および成果、着任した場合の研究抱負(A4用紙2ページ以内)
- 4.現職の所属長からの推薦書 1通
※宛名は「生命医科学研究センター センター長」として下さい。
※現職の所属長から推薦書をもらうのが困難な場合は、第三者による推薦書も可。
※推薦する者のサインもしくは署名捺印したもの以外に、画像化したサインを張り付けたものやメールも可(ただし、その場合は連絡先の記載必須)
※推薦する方から直接送付する場合は、下記の[書類送付先]までE-mailでお送り下さい。 - 5.最終学校修了証明書(学位記・卒業証書の写し等も可)
※後送可(面接までにご提出下さい) - 6.科学研究費補助金などの競争的外部資金の取得状況(代表・分担を記載)
- 7.EU一般データ保護規則(GDPR)に基づく個人情報の取扱に関する同意書
※欧州経済領域(EEA)に居住されている方のみ、上記の同意書をご提出ください。
EU一般データ保護規則(GDPR)の詳細は、下記をご参照ください。
European Commission(英語サイト)
※応募書類は返却しませんのでご了承ください。
締切日
候補者決定次第締め切り
個人情報の取扱について
提出していただいた書類は、国立研究開発法人理化学研究所個人情報保護規程に則り厳重に管理し、採用審査の用途に限り使用されます。これらの個人情報は正当な理由なく第三者への開示、譲渡及び貸与することは一切ありません。
選考方法
書類審査後、書類選考通過者のみ面接を行います。
着任時期
可能な限り早期(応相談)
書類送付先・お問い合わせ先
生命医科学研究センター センター長室 採用担当
Email: dgt-personnel [at] riken.jp
※[at]は@に置き換えてください。
備考
- 2022年11月8日:[待遇]を修正しました。
- 2023年6月5日:[勤務地]、[待遇]を修正しました。