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2017年9月6日

超広帯域において光吸収を呈するメタマテリアルフィルム

理研No. 08607

発明者

鷹取 賢太郎、岡本 隆之(石橋極微デバイス工学研究室)

背景

従来のメタマテリアルを用いた光吸収体の帯域は2オクターブがやっとでした。また、作製に電子ビーム露光や集束イオンビームを用いるため、大面積の作製に不向きでした。

概要

メタマテリアルを用いた可視から赤外域にかけての超広帯域光吸収体です。メタマテリアルを用いているため、吸収体の厚さは1ミクロンを切り、入射角依存性や偏光依存性を有しません。大面積吸収体の作製を安価で容易に行うことが可能です。また、本吸収体は可視から赤外域にかけての3オクターブに達する超広帯域を有します。

代表的な構造と吸収スペクトルおよび吸収帯域の図

図1:代表的な構造とその吸収スペクトルおよび吸収帯域

利点

  • 超広帯域
  • 極薄膜
  • 大面積化が容易

応用

  • 光熱変換
  • 熱光変換
  • 放射冷却

文献情報

  • 1.PCT/JP2017/030403

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