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2015年11月13日

理化学研究所

古崎昭主任研究員、本林透特別顧問、櫻井博儀主任研究員が仁科記念賞を受賞

2015年度 仁科記念賞の受賞者が決定し、古崎昭主任研究員創発物性科学研究センター・チームリーダー兼任)、仁科加速器研究センターの本林透特別顧問及び櫻井博儀主任研究員が受賞することが発表されました。

この賞は、故仁科芳雄博士の功績を記念し、原子物理学とその応用に関し、優れた研究業績をあげた研究者を表彰することを目的とされています。

古崎昭主任研究員の受賞業績は、「トポロジカル絶縁体・超伝導体の分類理論」で、イリノイ大学物理学科の笠真生助教授(理研・客員研究員)との共同受賞です。両氏等による「トポロジカル周期表」は、トポロジカル新物質の探索や解明の道標として重要な役割を果たしており、今後のこの分野の発展の基礎を与える非常に大きな成果であると評価されました。

本林透特別顧問及び櫻井博儀主任研究員は、「中性子過剰核における魔法数の異常性の発見」の業績により共同受賞いたしました。両氏の率いる研究グループは、理化学研究所の重イオン加速器施設においてRIビームを用いた一連の実験を行い、陽子数にくらべて中性子数が極めて多い原子核においては、魔法数が消滅したり、新たな魔法数が発現したりというこれまでの常識に反した現象を世界に先駆けて発見した点が評価されました。

仁科記念財団

古崎昭主任研究員の写真 古崎昭主任研究員
本林透特別顧問の写真 本林透特別顧問
櫻井博儀主任研究員の写真 櫻井博儀主任研究員

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