理研ライフサイエンス技術基盤研究センターは11月16・17日の2日間、スウエーデンを代表する研究機関であるカロリンスカ研究所及びSciLifeLab(サイライフラボ)と合同で「健康・疾患・老化に関するライフサイエンスの最前線」をテーマにした合同シンポジウムを神戸ポートアイランドで開催しました。
この合同シンポジウムは、2014年に「理研CLST-カロリンスカ研究所-SciLifeLab合同シンポジウム」として第1回を開催して以降、3機関の強固なパートナーシップの構築を目指し毎年スウエーデンと日本とで交互に開催しています。4回目となる本年は理研の横断的な連携を広げるため、脳科学総合研究センター、多細胞システム形成研究センター、統合生命医科学研究センター、光量子工学研究領域の研究者を交えた複数のセッションが企画されました。
シンポジウムは一般に公開され、2日間を通じて約190名の参加者がありました。幅広い分野から24題の口頭発表、42題のポスター発表が行われ、活発な議論と交流が行われました。
また基調講演として、2016年ノーベル生理学・医学賞を受賞された大隅良典博士が、健康・疾患・老化の根底にある現象として注目されているオートファジー研究の歩みを話されました。

