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2019年3月7日

理化学研究所

「第66回 理研イブニングセミナー」、開催のお知らせ

第66回理研イブニングセミナーチラシ

理研の研究成果と研究活動を産業界の方々にご紹介する場として、企業の方に向けたイブニングセミナーを開催いたします。
理研の技術活用をお考えいただくきっかけとしていただければ幸いです。

開催日 2019年6月5日(水) 17:30-18:30
※講演後に名刺交換などの交流の時間を設けます。
場所 健康生き活き羅針盤リサーチコンプレックス三宮拠点「iKAfE (あいかふぇ)」
兵庫県神戸市中央区雲井通5-3-1 サンパル7階
対象 企業の方限定
定員 40名 先着順 ※事前登録制
参加費 無料
参加申し込み

参加ご希望の方は、会社名、氏名、メールアドレスを記載の上、件名を『6/5 理研イブニングセミナー参加申込』として、下記のメールアドレス宛にお申し込み下さい。
Email: evening-seminar[at]riken.jp ※[at]は@に置き換えてください。

〆切:2019年5月29日

詳細 第66回理研イブニングセミナーチラシ
お問合せ先 イノベーション事業本部 企業共創部 (イブニングセミナー事務局)
Tel:048-467-4346
E-mail:evening-seminar[at]riken.jp ※[at]は@に置き換えてください。
プログラム
第66回
2019年6月5日(水)
[神戸開催]

Re Suyong(李 秀栄 / リ スヨン) 上級研究員

「スパコンが拓く!未来創薬(みらいそうやく)」

現在、世界中で開発される新薬は年間たったの30種程と言われます。新薬の開発コスト高騰と承認率の低下は深刻な問題で、医薬品開発の効率化は喫緊の課題です。
薬剤は、標的タンパク質に結合しその機能を調整することで、病気の進行を抑えます。標的タンパク質に強く結合する化合物をいかに効率良く見つけ出すかが創薬プロセスの鍵となります。計算機は、標的タンパク質の形状を基に、結合ポケットに合致する候補化合物を高速に探索するのに用いられますが、予測精度は高くありません。
私たちは、スパコン利用を念頭に国産ソフトウェア「GENESIS」をスクラッチから開発し、「京」コンピュータを用いて1億原子以上の細胞スケールシミュレーションを実現しました。タンパク質と薬剤の構造も10-10メートル精度で予測、結合・解離を100回程度観測するなど、世界的に例のない規模の計算が可能になりました。
本講演では、「GENESIS」を用いた次世代創薬への取り組みを実例を交えて紹介します。

発表者:Re Suyong(李 秀栄/リ スヨン)上級研究員
生命機能科学研究センター 分子機能シミュレーション研究チーム


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