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2019年3月1日

理化学研究所
日本たばこ産業株式会社

「産業界との融合的連携研究制度」2019年度新規研究チームの設置について

理化学研究所(理研)は、新規事業等を目指すうえで企業が抱える研究開発課題に対し、企業と理研の混成チームを理研内に設置し、それぞれの研究力を融合して取り組む「産業界との融合的連携研究制度[1]」において、新たに1研究チームを2019年4月1日付で設置することを決定しました。

研究チームは、「産業界との融合的連携研究制度」2019年度研究課題の募集注1)にもとづいて、日本たばこ産業株式会社から提案のあった研究課題の採択を受けて設置されるものです。設置後は、理研と企業の研究・技術シーズを融合し、実用化・製品化へ繋げ、社会的課題の解決を目指した研究開発を実施します。

注1)2018年9月6日トピックス:「産業界との融合的連携研究制度」2019年度研究課題を募集

新規研究チームの概要

新規研究チームは、以下の採択課題にもとづき、課題の提案企業主導で理研に設置されます。

  • 1.研究チームの概要

    「植物新育種技術研究チーム」(横浜地区)
    (Plant Breeding Innovation Laboratory)

    採択課題名:受精卵培養を用いたゲノム編集作物作出方法の最適化

    提案企業:日本たばこ産業株式会社

    研究概要:気候変動と食糧需要の高まりに対応するため、従来の方法に比べ、より迅速で正確性が高く、社会的受容性の高い育種技術の開発が求められています。これまで行ってきた3年間の融合的連携研究により、植物の受精卵を対象としたゲノム編集技術の開発に、世界に先駆け成功しました。この方法によれば、外来DNAを用いずに遺伝情報を育種上適した内容に変更することができ、多様な作物種での育種への展開が期待されています。
    本研究チームでは、イネで開発したこの技術をトウモロコシ、コムギへ適応拡大し、実用化につなげることを目指していきます。

  • 2.設置期間

    2019年4月1日から2021年3月31日まで

補足説明

  • 1.
    産業界との融合的連携研究制度
    新規事業・製品化を目指すうえで企業が抱える研究開発課題に対し、企業と理研の研究力を融合して取り組むために企業・理研の混成チームを理研内に設置して、企業主導で課題解決に取り組む制度。形式知(特許や論文等)のみならず暗黙知(ノウハウ等)の移転も実現し、基礎的な研究成果を目に見える形で社会に還元し、日本の産業技術の新たな展開に貢献する。2004年度より「理研の研究成果を活用して実用化・製品化を目指す課題」を企業から公募し、採択課題を選定している。2019年度より、年2回の公募を予定。
    産業界との融合的連携研究制度の詳細

問い合わせ先・機関窓口

問い合わせ先

理化学研究所 科技ハブ産連本部 バトンゾーン研究推進課
Tel: 048-462-5459
E-mail:yugorenkei[at]riken.jp

日本たばこ産業株式会社
Tel: 0538-32-7120 / Fax: 0538-33-6046
E-mail:norio.kato[at]jt.com

※上記の[at]は@に置き換えてください。

報道担当

理化学研究所 広報室 報道担当
Tel: 048-467-9272 / Fax: 048-462-4715
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