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2019年8月6日

理化学研究所

ルクセンブルク大学との連携オープンラボを開設

理化学研究所(理研)は7月9日、ルクセンブルク大学のルクセンブルク生命医科学システムセンター(Luxembourg Center for System Biomedicine:LCSB)及びルクセンブルク健康研究所(Luxembourg Institute of Health:LIH)との間に研究協力に関する覚書を締結しました。ルクセンブルク大学において調印式を行い、この覚書をもとに、理研-ルクセンブルク大学連携オープンラボ(以下、連携ラボ)を開設しました。

理研とルクセンブルクは2014年以降、毎年のように日本とルクセンブルクで交互にジョイントシンポジウムを開催しながら連携を深めてきました。2014年、LCSBとの間で研究協力に関するの取り決めを交わし、2015年にはルクセンブルク国立研究財団(Luxembourg National Research Fund:NRF)との間に覚書を締結しています。この度、これらの活動が発展し、LCSB、LIHとの間に新たな研究協力に関する覚書を締結することになり、これを機に連携ラボを設置。今後、免疫学やマイクロバイオーム、炎症疾患を中心とした共同研究や研究者・学生の人材交流が行われることになります。

ルクセンブルクでは、臨床検体にかかる試料・情報の一元管理が行われており、本研究協力においては、この利点を活かして、医療データ統合システムの開発や疾患モデルへの患者由来データの外挿(がいそう)、人疾患iPS細胞を用いた神経炎症研究などの推進が期待されます。

ルクセンブルク大学において行われた連携ラボの開所式では、ルクセンブルク大学のイェンス・クライゼル教授(副学長)、NRFのマルク・シルツ事務局長、LIHのウルフ・ネルバス教授が本協力に関する期待を語られ、ルクセンブルク健康省のジャン=クロード・シュミット局長およびルクセンブルク高等教育研究省のロマン・マルタン第一参事官が祝辞を述べられました。また、理研からは小谷元子理事(国際担当)、生命医科学研究センターの山本雅センター長、古関明彦副センター長、医科学イノベーションハブ推進プログラムの桜田一洋副プログラムディレクターらが出席し、小谷理事が挨拶を述べ、理研の紹介を行いました。

覚書に署名する様子の写真

調印式参加者の集合写真

調印式参加者の写真

覚書に署名する様子

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