科学技術に関する研究開発、理解増進等において顕著な成果を収めた者を表彰する科学技術分野の文部科学大臣表彰の表彰式が、平成21年4月14日、東京虎ノ門パストラルで開催されました。
当日は、理化学研究所の受賞者11名が出席しました。
表彰式後、科学技術賞受賞者は、受賞の報告のために文部科学省を訪問しました。






独立行政法人理化学研究所の受賞者
科学技術賞
1)開発部門
対象:我が国の社会経済、国民生活の発展向上等に寄与し、実際に利活用されている画期的な研究開発若しくは発明を行った者。(今年度は32件)
- 和田 智之(基幹研究所 副主任研究員)
「電子制御波長可変固体レーザーの開発」
2)研究部門
対象:我が国の科学技術の発展等に寄与する可能性の高い独創的な研究又は開発を行った者。(今年度は47件)
- 笹井 芳樹(発生・再生科学総合研究センター グループディレクター)
「多能性幹細胞から多様な神経細胞への系統的分化誘導の研究」 - 鈴木 俊法(基幹研究所 主任研究員)
(本務:国立大学法人京都大学 大学院理学研究科 教授)
「化学反応の可視化による反応素過程の実験的研究」
3)理解増進部門
対象:青少年をはじめ広く国民の科学技術に関する関心及び理解の増進等に寄与し、又は地域において科学技術に関する知識の普及啓発等に寄与する活動を行った者。(今年度は20件)
- 辨野 義己(知的財産戦略センター 特別招聘研究員)
「健康のヒケツが腸内環境コントロールであることの理解増進」
若手科学者賞
対象:萌芽的な研究、独創的視点に立った研究等、高度な研究開発能力を示す顕著な研究業績をあげた40歳未満の若手研究者。(今年度は81件)
- 有吉誠一郎(基幹研究所 研究員)
「テラヘルツ帯・超伝導検出器アレイとイメージング応用の研究」 - 石川 文彦(免疫・アレルギー科学総合研究センター ユニットリーダー)
「ヒト化マウスを用いた造血・白血病幹細胞の研究」 - 内山 真伸(基幹研究所 准主任研究員)
「有機合成分野における典型金属錯体による新反応開発の研究」 - 大竹 豊(知的財産戦略センター 客員研究員)
(本務:国立大学法人東京大学 大学院工学系研究科 講師)「陰関数曲面を用いた複雑な三次元形状処理の研究」 - 河野 行雄(基幹研究所 専任研究員)
「ナノデバイス工学分野におけるテラヘルツイメージングの研究」 - 山下(奥)敦子(放射光科学総合研究センター チームリーダー)
「生体膜二次輸送体蛋白質の作動機構の研究」 - 斎藤 通紀(発生・再生科学総合研究センター チームリーダー)
(本務:国立大学法人京都大学 大学院医学研究科 教授)「生殖系列の決定機構とその特性の研究」