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2017年6月24日

理化学研究所

安倍総理が理研多細胞システム形成研究センターを視察

2017年6月24日、安倍晋三(あべ・しんぞう)内閣総理大臣が、兵庫県神戸市にある理化学研究所の多細胞システム形成研究センター(CDB)を視察しました。

理研CDBの濱田博司センター長が研究概要を紹介するとともに、発生生物学などの基礎研究が現在の再生医療や創薬といった応用研究の基盤になっていることを説明しました。続いて、京都大学の江藤浩之副所長(iPS細胞研究所)が、同研究所における取組みやiPS細胞を用いた新薬開発の可能性などについて説明されました。

研究の概要説明に引き続き、安倍総理は、髙橋政代プロジェクトリーダー(網膜再生医療研究開発プロジェクト)から、iPS細胞を用いた臨床研究の進捗状況について説明を受け、実際に移植手術に用いられたiPS細胞から分化させた網膜色素上皮細胞を含む液(懸濁液)等を観察しました。安倍総理は、実用化に向けた取り組みについて質問し、研究者と意見を交わしました。その後、松本紘理事長が進行を務める懇談の中で、安倍総理は再生医療と創薬の分野で世界をリードするよう期待を寄せました。

写真:髙橋プロジェクトリーダーより再生医学研究について説明を受ける安倍総理

髙橋プロジェクトリーダーより再生医学研究について説明を受ける安倍総理。

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