高校生のための生命科学体験講座

「高校生のための生命科学体験講座」を開催しました!

線虫の説明を熱心に聞き入る高校生たち
線虫の説明を熱心に聞き入る高校生たち

 毎年恒例となった理研発生・再生科学総合研究センター(CDB)の「高校生のための生命科学体験講座」を、8月24日(火)と26日(木)に開催しました。
 本年のテーマは「線虫の発生観察」。線虫は体長約1ミリの小さな虫で、土壌に生息し細菌類を食べます。その最大の特徴は「スケスケ透明な体」です。そのため、受精卵から体がつくられる過程の細胞一つひとつの様子を観察でき、実験材料として非常に優れているため、広く研究に利用されています。多細胞生物として最初に全ゲノム配列が解読された生物でもあります。
 当日は、まず澤 斉チームリーダー(細胞運命研究チーム)が、なぜ線虫を使うのか、線虫をつかってどのような研究ができるのかを説明した後、線虫を使った研究がノーベル賞を受賞した例などについて紹介しました。その後、実際に研究室を訪問すると線虫に対する興味は急上昇! 線虫の細胞分裂の観察実習も行いました。

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