慶應義塾大学先端生命科学研究所の河野暢明特任講師と荒川和晴准教授の研究グループは、理化学研究所環境資源科学研究センター、京都大学、Spiber株式会社と共同で、ジョロウグモ亜科4種のゲノムを決定した上でマルチオミクス解析を実施し、研究対象のクモ糸がこれまで考えられていた以上に複雑な複合素材であることを明らかにしました。
さらに、新規同定されたクモ糸に含まれるタンパク質の中から、人工クモ糸材に配合することで材料の物理特性を2倍以上に向上させることができるタンパク質「SpiCE-NMa1」を発見しました。
この成果は、今後の人工タンパク素材開発の促進に大きく貢献すると考えられます。
詳細は慶應義塾大学先端生命科学研究所のホームページをご覧ください。
報道担当
理化学研究所 広報室 報道担当
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