
3日12日に、十倉好紀領域長(基幹研究所 物質機能創成研究領域)が、以下の業績により、第103回日本学士院賞ならびに恩賜賞を受賞することが発表されました。日本学士院賞は、学術上特にすぐれた論文、著書その他の研究業績に対して毎年9件以内で贈呈されるもので、恩賜賞はその中から、各分野1件以内で授与されます。授賞式は6月に行われる予定です。
- 受賞者
- 十倉好紀 基幹研究所 物質機能創成研究領域
- 受賞業績
- 固体中で電子が特殊な臨界状態となる「強相関電子材料」の物性に関する先駆的業績
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受賞者のコメント
身に余る光栄で、研究を支えてくださった理研、東大、産総研、JSTと同僚諸氏に深く感謝いたします。4月からは理研創発物性科学研究センターの一員として、これまで我が国の多くの先達が培った物性科学の国際的な成果を微力ながら一層発展させていきたいと思います。
略歴
1981 | 東京大学大学院工学系研究科物理工学専攻 博士課程修了 |
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1986 | 東京大学理学部物理学科 助教授 |
1994 | 東京大学大学院理学系研究科物理学専攻 教授 |
1995 | 同 工学系研究科物理工学専攻 教授(現職) |
2006 | 科学技術振興機構ERATO十倉マルチフェロイックスプロジェクト総括者(~2011) |
2007 | 理化学研究所 交差相関物性科学研究グループ グループディレクター(現職) |
2008 | 産業技術総合研究所 フェロー(現職) |
2010 | 理化学研究所 物質機能創成研究領域 領域長(現職) |
2010 | 同 強相関物性科学研究グループ グループディレクター(現職) |
2012 | 同 創発機能物性研究グループ グループディレクター(現職) |