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2013年4月25日

独立行政法人理化学研究所
一般財団法人高度情報科学技術研究機構

「京コンピュータ・シンポジウム2013」開催

-「京」の共用開始後、初めて、成果を分かり易くご説明-

『京コンピュータ・シンポジウム2013』チラシ

理化学研究所(理研、野依良治理事長)と高度情報科学技術研究機構(関昌弘理事長)は、「京コンピュータ・シンポジウム2013」を、5月13日(月)にイイノカンファレンスセンター Room A(東京都千代田区内幸町)で開催します。

文部科学省が推進する「革新的ハイパフォーマンス・コンピューティング・インフラ(HPCI)の構築」計画の下、スーパーコンピュータ「京」注)は2012年9月に共用を開始し、一般利用枠や戦略プログラム利用枠などを利用した研究がスタートしています。

今回は、「心臓まるごとシミュレーションによる医療への貢献」「医療費削減に資する医薬品開発の効率化」「エネルギー問題解決に向けた新物質開発」「総合地震シミュレーターによる防災・減災への挑戦」「流れ解析によるものづくりの革新」「低燃費と基本性能を実現するタイヤ材料開発」「ダークマターから宇宙の正体に迫る」など、「京」の共用開始後約半年を経て得られた「京」の持つシミュレーション精度や計算速度の飛躍的な高さを活かした世界最高水準の成果について、分かり易くご説明する予定です。

多くの方のご参加をお待ちしております。

本シンポジウムの詳細は、京コンピュータ・シンポジウム2013のWebページに掲載しています。

シンポジウム概要

タイトル 京コンピュータ・シンポジウム2013
主催 理化学研究所 計算科学研究機構、高度情報科学技術研究機構
開催日時 2013年5月13日(月)午前10時00分~午後5時30分
場所 イイノカンファレンスセンター Room A
(東京都千代田区内幸町2-1-1、Tel: 03-3506-3251)
参加申込 申込方法:京コンピュータ・シンポジウム2013のWebページから事前申込。
申込締切:5月7日(火)正午まで。(定員は300名。先着順で定員になり次第、締め切ります。)

プログラム

10:00-10:05 開会挨拶(理研)
10:05-10:10 後援組織代表挨拶(文部科学省)
10:15-10:35 「京」の魅力
平尾公彦(理研 計算科学研究機構・機構長)
10:35-11:05 政策講演(文部科学省)
11:10-11:40 ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)への期待
中村道治(科学技術振興機構・理事長)
11:45-12:15 課題 その1
京の威力で「見えない宇宙」の正体に迫る
~ダークマターの超大規模シミュレーション~
牧野淳一郎(東京工業大学・教授/理研計算科学研究機構・チームリーダー)
12:15-13:30 昼休み
13:30-14:00 課題 その2
生きた心臓を京に再現
杉浦清了(東京大学・特任教授)
14:05-14:35 課題 その3
スパコン「京」が拓く医薬品開発の未来
~速い安い旨い薬づくり~
奥野恭史(京都大学・教授)
14:40-15:10 課題 その4
総合地震シミュレーターを目指して
金田義行(海洋研究開発機構・プロジェクトリーダー)
15:10-15:40 コーヒーブレイク
15:40-16:10 課題 その5
新物質から新エネルギーへ
常行真司(東京大学・教授)
16:15-16:45 課題 その6
自動車や船の周りの流れ解析: 京を利用した最新成果
加藤千幸(東京大学・教授)
16:50-17:20 産業利用事例
京を利用した大規模分子シミュレーションによるタイヤ材料開発
中瀬古広三郎(住友ゴム工業株式会社・常務執行役員)
17:25-17:30 閉会挨拶(高度情報科学技術研究機構)
18:00-19:30 懇親会(希望者による会費制。参加費3000円)

お問い合わせ先

独立行政法人理化学研究所 計算科学研究機構
広報国際室 岡田 昭彦
Tel: 078-940-5625 / Fax: 078-340-4964
aics-koho [at] riken.jp
※[at]は@に置き換えてください。

報道担当

独立行政法人理化学研究所 広報室 報道担当
Tel: 048-467-9272 / Fax: 048-462-4715

補足説明

注)スーパーコンピュータ「京(けい)」
文部科学省が推進する革新的ハイパフォーマンス・コンピューティング・インフラ(HPCI)の中核システムとして、理研と富士通が共同で開発を行い、2012年9月に共用を開始した、計算速度10ペタフロップス級のスーパーコンピュータ。「京(けい)」は理研の登録商標で、10ペタ(10の16乗)を表す万進法の単位であるとともに、この漢字の本義が大きな門を表すことを踏まえ、「計算科学の新たな門」という期待も込められている。

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