
平山 秀樹主任研究員(平山量子光素子研究室)が、NPO法人モバイル・コミュニケーション・ファンドが実施する「ドコモ・モバイル・サイエンス賞 基礎科学部門 優秀賞」を受賞しました。平山主任研究員は、深紫外LED(発光ダイオード)を実現するうえで最も有望な材料系であるAlGaN(窒化アルミニウムガリウム)系混晶半導体の結晶成長技術の開発を主導しました。結晶の転位密度低減による発光内部量子効率の飛躍的向上、電子注入効率の改善、ホール濃度の改善などを次々と行い、世界に先駆けて、紫外最短波長領域で実用レベルの高出力LEDを実現しました。深紫外LEDや半導体レーザは、今後、殺菌・医療をはじめ、幅広い分野での応用が期待されます。
本賞は情報通信技術および移動通信技術の発展と、次代を切り開く意欲的な若手研究者の育成に寄与することを目的に、「先端技術部門」「基礎科学部門」「社会科学部門」の3部門について、移動通信に関する優れた研究成果をあげた50歳未満の若手研究者を表彰するものです。
授賞式は10月18日にANAインターコンチネンタルホテル東京にて行われました。
