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2016年10月14日

理化学研究所
ダイキン工業株式会社

「理研-ダイキン工業健康空間連携プログラム」を開設

-快適で健康な空間づくりで新たな価値の創出を目指す-

理化学研究所(以下、理研)とダイキン工業株式会社(以下、ダイキン工業)は、このたび、理研産業連携本部(以下、理研産連本部)内に「理研-ダイキン工業健康空間連携プログラム」を開設しました。理研が総合研究所としてこれまで培ってきた多様な技術と、ダイキン工業で培われた空調の制御技術をお互いに持ち寄り、「快適で健康な空間」を主題に社会に貢献する新たな価値の創出を目指します。

背景・活動

理研では、理研の総合力と知的財産を活かし、事業開発活動・情報発信活動等を通じて、社会が求める科学的・技術的ニーズを把握し、産業界等との連携を強化して、効率的かつ効果的にイノベーションを創出することを目指しています。その一環として、企業と理研が基礎研究から実用化研究まで一体となって研究開発を推進する「バトンゾーン[1]」制度を設け、産業界と共に研究に取り組むためのさまざまな制度を用意して連携研究を加速させています。

ダイキン工業では、2015年11月に技術開発拠点であるテクノロジー・イノベーションセンターを開所しました。国内約700人の技術者を集結させ、空調・化学等のコア技術を磨きながら、医療・ヘルスケア技術、情報通信、先端材料・加工技術、センサー技術といった世界最先端技術との融合を図り、社内外での「協創」を推進して新たな価値の創出を目指しています。

本プログラムでは、理研が総合研究所としてこれまで培ってきた多様な技術と、ダイキン工業の空調の制御技術を持ち寄って、「快適で健康な空間」づくりを目指して共同研究を行います。理研産連本部内に本プログラムの拠点を置き、理研の複数センターを横断した研究テーマの創出活動と共同研究を、両者で戦略的に取りまとめて推進していくことを目的とした新しい試みです。まずは、空気環境が人の健康にどう作用しているのか、これまで感覚でしかわからなかったことを科学技術でデータとして見える化し、実証するというテーマに取り組みます。

今後、本プログラムにおいて、イノベーションにつながる連携研究テーマの創出と、遂行中の連携研究テーマの進捗確認・改廃を継続的に行い、社会貢献に繋がる新たな価値の創出を目指して取り組んでいきます。

「理研-ダイキン工業健康空間連携プログラム」の概要

  • 1.
    組織名

    理研-ダイキン工業健康空間連携プログラム
    (略称:RDCP/RIKEN-DAIKIN Wellness Life Collaboration Program)
    プログラムディレクター:藤田明博(産業連携本部 連携本部長)

  • 2.
    所在地

    理研産業連携本部(埼玉県和光市広沢2-1)内

  • 3.
    設置期間

    2016年10月1日から2021年9月30日まで ※協議の上、変更の可能性あり

  • 4.
    研究課題

    当面は、両者の交流を通じ、「快適で健康な空間」に関する研究テーマ領域において、具体的な共同研究を設定していく予定です。

各組織の概要

  • 1.
    理化学研究所産業連携本部

    理研産連本部は、理研内の研究センター間の連携を促進し、これまで研究者や各研究センターが個別に生み出してきた「個人知」、「センター知」を連携・融合・知財化させて「理研知」として展開します。さらに、企業・医療機関等の外部機関との連携を活発に行い、「理研知」を「社会知」へと発展させ、理研の成果を社会に還元していく仕組みを作ります。これらにより、豊かな人類社会の存続のため、社会に貢献します。

  • 2.
    ダイキン工業 テクノロジー・イノベーションセンター

    テクノロジー・イノベーションセンター(TIC)では、当社の持つコア技術「インバータ技術」「ヒートポンプ技術」「フッ素化学技術」を徹底的に磨き、さらに情報通信技術、先端材料・加工技術、センサー技術、医療・ヘルスケア技術といった世界最先端技術との融合を図ります。また環境・エネルギー・健康などの社会課題を解決し、人々のライフスタイルを変えるような商品・サービスを提供することで、事業の拡大とともに、社会に貢献していきます。

補足説明

  • 1.
    バトンゾーン制度
    理研で生まれた基礎研究成果を効果的に産業界へ技術移転することを目指し、理研の研究者と企業の研究者・技術者が、一つのところで、一定期間、同じ方向に、全力で突き進む場と制度を設け、これを陸上競技のリレーを模して「バトンゾーン」と呼んで推進・運用しています。バトンゾーンの制度には、「産業界との連携センター制度」、「産業界との融合的連携研究制度」及び「特別研究室制度」があります。
    バトンゾーン制度HP

お問い合わせ先

理化学研究所 イノベーション推進室
Tel: 048-462-5459 / Fax: 048-462-4718
bz-office [at] riken.jp(※[at]は@に置き換えてください。)

報道機関窓口

理化学研究所 広報室 報道担当
Tel: 048-467-9272 / Fax: 048-462-4715

ダイキン工業株式会社 コーポレートコミュニケーション室
<本社>
Tel: 06-6373-4348 / Fax: 06-6373-4330
<東京支社>
Tel: 03-6716-0112 / Fax: 03-6716-0200
info.inf [at] daikin.co.jp(※[at]は@に置き換えてください。)

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