
『理研ニュース』2018年8月号、本日発行しました!
今月の「研究最前線」は、QCD(量子色力学)により予言された新粒子「ダイオメガ」と複雑な気候変動予測に関する最前線を紹介する2本です。
陽子や中性子を構成するクォークの間に働く相互作用をひもとくQCD(量子色力学)。その数理手法や計算手法を研ぎすまし、スーパーコンピュータ「京」を使って予言されたのが、ストレンジクォーク6個で構成される新粒子「ダイオメガ」です。未知の粒子の存在を追う研究チームを取材。量子力学の最先端に迫ります。
複雑で不確実性をはらんだ気候・気象予測をより正確なものにするための、新しい気象モデルが開発されました。研究では、「京」を駆使した地域気候のシミュレーションによって、これまでの「常識」とはまったく異なる結果が導き出されることに! 雲のライフサイクルや大気中の物質循環など、壮大な世界を微細なレベルで理解する試みを取材しました。
ぜひご覧ください!
目次
- 研究最前線
ダイオメガから始まる新粒子を予言する時代
不確実性を排除した気候変動予測の実現へ - 特集
ゲノムの意味を解明するFANTOMの挑戦 - TOPICS
横浜地区で一般公開を開催
放送大学特別番組「科学技術立国への挑戦」 - 原酒
ブラックコーヒーとホーキング博士