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2018年3月1日

理化学研究所
広島大学

理化学研究所-広島大学の連携・協力の推進に関する基本協定の締結、共同研究拠点設置について

理化学研究所(理研)と広島大学は2018年3月1日、連携・協力の推進に関する基本協定を締結しました。また、広島大学イノベーションプラザ(広島県東広島市広島中央サイエンスパーク内)において「理化学研究所広島大学共同研究拠点」を設置しました。

本協定の締結並びに共同研究拠点の設置により、両機関が持つ研究開発力、研究環境および人材を活かした連携・協力の新たな枠組みを構築し、両機関の総合的な研究開発力を相乗的に発揮することによって、我が国の学術および科学技術の振興や教育の発展に重要な役割を果たしていくことが期待できます。

経緯

理研は、「科学力展開プラン」に基づき、世界最高水準の研究成果とイノベーションを生み出すために、全国の大学と一体となる新たな枠組みの連携関係を構築し、一層の科学力の充実を図ると同時にそこから創出される成果を展開する「科学技術ハブ」機能の形成を推進しています。

広島大学は、文部科学省の研究大学強化促進事業における研究大学に選定され、世界トップレベルの研究活動を活発に展開できる世界的研究拠点の創出を推進するとともに、教育力、研究力の強化に加え、組織間の連携によって地域活性化や社会貢献を促進することなど、社会連携の強化にも注力することにより、世界ランキングのトップ100を目指しています。

理研は、2016年3月の「政府関係機関移転基本方針」にもとづき、理研の一部機能の移転として、生命システム研究センター細胞場構造研究ユニット(岩根敦子ユニットリーダー)を広島大学イノベーションプラザ(広島県東広島市広島中央サイエンスパーク内)に移転し、ライフサイエンスの共同研究拠点の整備を行ってきましたが、このたび両機関の間で基本協定を締結するに至りました。

基本協定の内容

本協定は、両機関が相互に協力可能な全ての分野において、それぞれの研究開発、教育・人材育成などの具体的な連携・協力を、互恵の精神に基づき効果的に実施することにより、我が国の学術および科学技術の振興や教育の発展に資することを目的とし、それらの達成のために以下に挙げる事項を実施します。

  • 1.共同研究等の研究協力
  • 2.研究交流および人材交流
  • 3.教育・人材育成の支援
  • 4.研究施設・設備の相互利用
  • 5.その他本協定の目的を達成するために研究所と大学が必要と認める事項

共同研究拠点の内容

本拠点には広島県および東広島市からの支援などによって集束イオンビーム走査型電子顕微鏡(FIB/SEM)、透過型電子顕微鏡、共焦点レーザー走査型顕微鏡、クライオ蛍光顕微鏡など、多彩なイメージング機器を整備しました。これらの機器を用いて、様々な生物試料に対する3D超微細構造イメージングを行います。さらに広島大学と共同で、細胞の定量的評価手法の確立および細胞診断法の開発を目指します。

また、産業連携等を通して両機関の研究開発成果の中国・四国地方への展開を推進します。

お問い合わせ先

理化学研究所 科学技術ハブ推進本部 科学技術ハブ推進室
Tel:048-467-9281
csth-suishin [at] riken.jp(※[at]は@に置き換えてください。)

理化学研究所 生命システム研究推進室
Tel: 06-6872-4810
tkawano [at] riken.jp(※[at]は@に置き換えてください。)

広島大学 社会連携グループ 小田
Tel: 082-424-5871 / Fax: 082-424-6189
sangaku-renkei [at] office.hiroshima-u.ac.jp(※[at]は@に置き換えてください。)

機関窓口

理化学研究所 広報室 報道担当
Tel: 048-467-9272
お問い合わせフォーム

広島大学 広報グループ
Tel: 082-424-6131
koho [at] office.hiroshima-u.ac.jp(※[at]は@に置き換えてください。)

調印後、両機関の関係者による記念写真

調印後、両機関の関係者による記念撮影
前列左が広島大学の越智学長、右が理研の松本理事長

開所記念式典時のテープカットの写真

開所記念式典時のテープカットの模様
左から、文部科学省基礎研究振興課 岸本課長、広島県 湯﨑知事、理研 松本理事長、広島大学 越智学長、東広島市 高垣市長、東広島市議会 牧尾議長

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